講座ブログ

日本児童文学学校

初心者の方はまず児童文学学校へ                                 橋長あこ

 

二年前、短い作品を一つ書いたことをきっかけに児童文学の勉強をしてみようと思い、受講しました。ただ私は知り合いがいない状態だったので、教室に着いても心細くて、すみっこの席に息をひそめて座っていました。でも有名な作家さんたちのお話を間近で聞ける喜びと、勉強になる以上にとにかく楽しくて、すぐにリラックスできました。

今は参加型の授業が人気なのかもしれませんが、超初心者の私にとっては、挙手しない限りさされずに済む講義形式なのもありがたかったです。強制参加型だったら、きっと申し込めなかったです。

 それでも講義後の雑談の際には、みんなが当然知っていることがわからずに冷や汗をかいてばかりでした。しかし恥を忍んで教えてもらい、すすめられた本は必ず読むようにしました。

 作品講評では自分の力の無さを思い知り、落ち込みました。その日の二コマ目は工藤純子さんのお話で、創作教室で毎回上限の枚数までお書きになっていたことや、苦労されたエピソードを教えていただきました。優しい微笑みで受講生を包み込んでくれる工藤さんでさえも、大変なご苦労をされてきたことを知り、この程度で落ち込んでいる自分が恥ずかしくなりました。そこで私も思い切って創作教室を受講しようと決意しました。

 その後一年間通った創作教室はその名の通り実践的な勉強です。長年作品を書いている方は大丈夫かもしれませんが、私のような初心者の方は、まずは児童文学学校の受講を是非おすすめしたいです。その半年間でなるべく知識を吸収し、作家さんたちや仲間から刺激を得てアンテナの感度を上げ、読書と書く習慣を身に付けると次の創作教室へスムーズに進めると思います。

 えらそうに書いてしまいましたが私は今まで何度も、転んで泣いて先生方や仲間に醜態をさらしてきました。でもみんなも真剣に取り組んで苦しみをわかってくださるので、笑う人なんて誰もいません。

 もし二年前の私のように初心者で迷っている方は、ぜひ勇気を出して受講してみてください。児童文学への熱い思いを胸に、あとはアクセル全開で飛び込むだけです!

 

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童話を書こうと思い立った方、日本児童文学児童文学を学校にどうぞ

2019/02/18