講座ブログ

秋の一日講座 感想④

書き続けるためのヒント! 小郷文子

 

 協会事業部主催の「秋の一日講座」を受講しました。令丈ヒロ子さんと佐藤まどかさんによる書き手・作家志望に向けた書き続けるヒント満載の企画でした。

 最初から衝撃的な内容で「樹海に迷い」「氷の海に落下」「死さえ意識」というそれぞれの凄まじい人生経験は、その時人間がどう感じ行動するかという人間理解に通じます。何度も挫折し心が折れるような思いに襲われても、ぶつかった壁を乗り越えて「書くことに変換する」心の強さには心が震えました。

 きっと私にとって執筆時の強力なお守り札になると思います。

 また、具体的なお話しから「作家になるならないではなく先に作品ありき」「次につながる新人賞を選ぶ」「新人賞に落ちたらちゃんと分析する」「受け身を磨き、あきらめない、さあ書こう!」などは自分自身も書けないいいわけをせず、素直さと謙虚さをもって作品を仕上げるしかないという反省と共に心に留めました。

 また、赤羽じゅんこさんを交え打ち解けた雰囲気の三人のトークショウにはとても共感! 時代性、社会性、何が求められていて、何が求められていないのか? を感じる「アンテナの感度」の大切さを受け取りました。

 長く書き続けるためのアドバイスでは、佐藤さんの「ひつこく諦めないけどムリはしない」、令丈さんの「ボツはこの世にない、在庫置き場に入れ別のアプローチをする」、赤羽さんの「書いている人のそばにいて刺激を受ける」は私の心にすうっと入ってきました。

 オンラインライブを聞き終えて、創作意欲を刺激され自分の気持ちも少し強くなったよう。また頑張ろうと思いました。貴重なお話しをありがとうございます。心から感謝です。新作の予定が次々ありお二人ともお忙しそうですが、体調にお気をつけください、そしてまたどこかでお話しをうかがいたいです。

 最後に協会事業部のみなさま、心躍る素敵な企画をありがとうございました。

                              

 

2021/12/16