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日本児童文学学校・報告

第47期 始まりました! 松原さゆり

 

 いよいよ第47期日本児童文学学校が始まりました。

 今年の受講生は33名。教室がいっぱいになりました。昨年楽しかったから、また申し込んだといってくれた方もいました。皆さん、ワクワク、ドキドキの期待と緊張の様子です。

赤羽じゅんこさんの講義では「さあ、勇気をだして、殻をぬいで、あなたの物語を書こう!」と熱く呼びかけていました。実践的なテクニックとして、ワークシートを使った創作方法を話されました。また、グレードでおさえておく事、発想をかいていれておくアイデアボックスを作る事など話され、受講生は熱心にメモをとられていました。ご自身の現在にいたる創作体験では、会場に笑いがあふれていました。

 田部智子さんによる作品講評は、今回三作品。それぞれの作品に、受講生から積極的にたくさんの手があがりました。皆さん、とても意欲的に作品を読みこんでこられていて、おもしろかったところ、気になったところ、感想などを話されました。これは今後にも期待です。

田部智子さんは、魅力的な設定を生かすキャラクターの作り方の大切さを話されました。作品内では、動物のイメージに頼るか、こわしてキャラクターを作るかなど、ファンタジーでは不思議な存在が子どもにイメージしやすいものになっているかどうか、などです。また、リアリズムの作品では、物語の底に流れる心情も書いてあげてと話されました。

講義の後、希望者に残ってもらいフリートークの時間をもちました。スタッフをまじえ、自己紹介をし合いました。地方からも新幹線や高速バスで、来られている方もいらっしゃいました。

 第47期、活気あるスタートでした!

 

 

2019/04/24