講座ブログ

日本児童文学学校 卒業生より

児童文学学校での出会い  岩渕ともき

 

 第37期児童文学学校を受講させていただきました。2009年のことです。修了後、受講生の有志が集まり、同人活動をはじめました。会の名前は、「さなぎの会」。37期の語呂合わせと、いつの日か成虫となって飛び立ちたいという、自分たちの夢と希望をこめての命名でした。毎月作品を持ち寄っての合評会を続けて、今年で10年。同人誌は、来月10号を発行する予定です。

 「さなぎの会」は、同じ志をもった仲間が集まる文学学校があったからこそ、実現することができました。もちろん、講師の先生方にはいろいろな事を教えていただき、たくさんの刺激を受けることができました。でも、振り返ってみると、「出会いの場」を与えていただけたことが、なんといってもありがたかったように思います。「さなぎの会」は、文学学校で講師をされていた中野幸隆さんに多大なるサポートをいただいています。中野さんとの出会いも、文学学校があったからこその縁でした。出会いということでは、講座が終わってからの懇親会が、自分にとってはとても大切な場でした。確か、そこでいろいろな人と知り合いになりたくて、お手製の名刺を作ったのでした。

 新しい時代も、仲間とともに歩んでいけるということは、とても心強いことです。すべてはあの時文学学校に参加させていただいたおかげ、と心から感謝しています。

 

2019/05/06