講座ブログ

日本児童文学学校・感想③

第47期 初日の感想  藤村メイ子

 子どもと絵本が大好きで、子育て支援センターや小学校で読み語りをしていました。数年前から少しずつ物語を書きはじめ、投稿するようになりましたが、全くかすりもしないので、「これはちゃんと勉強したほうがよい」と、勇気をだして47期文学学校の門をたたきました。

最初は赤羽じゅんこ先生の講義でした。児童文学とは?の“きほんのき”から、おはなしのたねの見つけ方、絵本的な文の作り方、作家になるまでのエピソードなど、ユーモアを交え、先生の気さくなお人柄に、緊張がほどけるとともに、これが私の初心の学びだと思いました。特に私に印象的だったのは、「ファンタジーこそリアリティが大切」ということでした。

後半の田部智子先生は、受講生作品の講評で、初日早々私の拙作もありました。田部先生はもちろん、受講生の方々からたくさんのご意見、感想、つっこみ、アドバイスをいただき、ドキドキハラハラしましたが、「これこそ私がここへ来た理由だ」と研鑽に努めようと気持ちを新たにしました。ここでも、ファンタジーこそ、設定はリアリズムを徹底しなくてはいけないこと、魅力的な存在を生かすためには、頭の中に第三者をおき、なんども声に出して読むことの大切さを学びました。

 受講生の方々は、若い学生さんから私のような中高年まで、年齢も立場も目指す分野も違えど、児童文学への熱い思い感じ、背筋がピンと伸びる思いでした!

 

2019/05/09