講座ブログ

2019年11月

一日講座にきてください!

11月30日の一日講座、受付中です。

今回の講座、編集者さんたちが興味をもって申し込みされていることに驚きました。こちらからたのんだわけではなく、勉強しようと、ご自身で申し込まれる方も!!

これは大変、うれしいことです。

一日講座のテーマ、「今、こどもたちの心をつかむには?」が編集者さんたちも興味をもつような話題だったのでしょう。また、戸森しるこさんに加え、那須田淳さんの人気も大きくかかわっていることと思います。

わたしと那須田淳さんとの出会いは鬼ヶ島通信という同人誌のパーティかなにかだったでしょうか?

20代でデビューされた那須田さん、わたしとはそう年令の差もないのですが、早いときから博識で、大先輩という感じでした。しかし、気さくで、説明がとてもお上手です。児童文学の歴史にも大変くわしく、勉強されているんだとあこがれたおぼえたあります。

 

那須田さんは、人気作家、翻訳家でありながら、今は多くの大学で教鞭をとっています。そんな忙しい中、鬼ヶ島通信の編集長もされています。那須田さんが編集された鬼ヶ島通信の70+1はファンタジー特集。次の70+2は幼年童話特集です。

 

ファンタジー特集の座談会では、斎藤倫さんと柏葉幸子さんと那須田淳さんで、ファンタジーとは?という点について語りあっています。これがとてもおもしろくわかりやすい。ファンタジーとメルヘンの違い、ファンタジーとSFの違い、善と悪の問題、そしてこれからの可能性まで語りあっています。

 

また、70+2の幼年童話の座談会では、あまんきみこさんとやえがしなおこさんと那須田淳さんが語りあいます。作品の中の真実と事実について、また、あまんきみこさんがおっしゃる内的宇宙とは?と、これもまた、味わい深い座談会になっています。そういったお話しも聞けるかもしれません。

今回は二部のトークショーは、みなさんの質問から組み立てていきたいと思っています。みなさんの中で、創作で悩んでいるもやもやなど、勇気をだして質問してみてください。

今回、一日講座では、那須田淳さんを講師に迎えるので、特別に、鬼ヶ島通信も発売します。野上彰さんの評論ものっていますし、荻原規子さんや戸森しるこさんの短編ものっています。ぜひ、この機会に。

もちろん、日本児童文学最新号、まどみちお特集も売りますよ!

どうしようかと、迷っている方、ぜひ、足を運んでください。(赤羽じゅんこ)

2019/11/11

一日講座にきてください!

戸森しるこさん、おめでとうございます!

事業部では今、11月30日土におこなわれる一日講座の準備をしています。

そんな折、ビックニュースがはいってきました。

講師で来られる戸森しるこさんが『ゆかいな床井くん』で第57回野間児童文芸賞を受賞されました。

『ぼくたちのリアル』でデビューされ、たくさんの賞をうけ注目された戸森さんですが、『ゆかいな床井くん』では今までの戸森さんの作品とは少しちがっています。ほんわかユーモラスな世界でくすくすと笑いながら楽しく読めて、あたたかいものが残ります。

一日講座では、リアルや床井くんの誕生秘話も聞けると思います。質問の時間もたくさんとるつもりです。

また、戸森さんは働きながら、次々作品を執筆されています。どうやって時間をひねりだしているのか、そのあたりも聞いてみたいところですよね。今、忙しくても創作をあきらめたくないという方も、参考になると思います。

一日講座では書籍も発売され、サインももらえます。

まだまだ席の余裕がありますので、ぜひ、いらしてください。

次はもうひとりの講師、那須田淳さんについて書きたいと思います。

2019/11/08

おめでとうございます!

創作教室、第54期、第55期に通われたみとみとみさんが、このたび、単行本デビューをされました。

おめでとうございます。『中くらいの幸せの味』は絶賛発売中です。ぜひ、手にとってください。

ご本人にデビューまでの道程を書いていただきました。

初出版までの道  みとみとみ

 私は第54、55期創作教室に通い、24回の内23回に作品を出して、毎回先生や仲間の皆さんからいただいた感想をメモして、あとで何度も読み返しました。必死に勉強していた時期でした。創作教室のときに書いた作品がその後二つの公募に入選しましたが、それも創作教室のおかげだと思っています。

初めて本になった『中くらいの幸せの味』は、創作教室で二度合評していただき、教室卒業後に入った同人誌「ばやし」の例会でも合評してもらった作品です。何度も書き直した同作品を「第Ⅱ期ばやし10号」に載せてもらうと、たまたまこの作品を読んだ児童書の出版社の元編集長さんが「これを長くして毎日小学生新聞に連載しませんか?」と言ってくださいました。大変幸運なことでした。でも、先方の注文は原稿用紙88枚の作品を倍の長さにしてほしいとのことです。「絶対無理!」と思いました。88枚でも大変だったのに……。でも、プロの作家になるためにはどんな注文にも応えなければならないのだろうと腹を括り、気が狂いそうになりながらエピソードを加えて倍の長さに書き直しました。原稿を送ると、なんと一発OK! 私のほうが拍子抜けしました。

連載は無事終わり、その後出版化を目指して原稿をいくつかの出版社に持ち込みましたが、どこからも良い返事はもらえませんでした。でも、諦めきれずに、二〇一七年夏、国土社さんに持っていくと、編集者さんが「すぐ本にしましょう!」と言ってくださいました。夢のようでした。ただ、新聞連載時に挿絵をお願いしていた画家さんが超多忙だったため、その後二年間待つことになりました。

そして、この秋、ようやく初めての本ができあがりました。とても嬉しいです。

私の場合、初出版までの道のりは決して楽ではありませんでしたが、努力を続けていればまたチャンスの神様が微笑んでくれると信じて、これからも頑張っていこうと思います。

 

2019/11/02