講座ブログ

2022年1月

第49期 日本児童文学学校・感想

チャンスを掴みたい     やまにしかおり

 私が児童文学学校に参加しようと思ったのは、本格的に小説家を目指そうと決意した直後のことでした。そのころ、自分がどんなジャンルを書きたいのか具体的に決まっておらず、とにかく片っ端から勉強しようと考えていたときに、偶然SNSで流れてきた児童文学学校のお知らせを見て、児童文学を学んでみたいと思いました。
 接客関係の仕事だったため日曜日は休みにくかったのですが、申し込みの段階ではやめるつもりだったため、「この機会を逃したらチャンスがないかもしれない」と勢いのまま申し込みしました。しかし結局仕事は辞められず、講座をリアルタイムで参加することがほとんどできませんでした。これに関しては、講師の方々や運営に携わって下さっている方々に非常に申し訳なかったと思っておりますし、ご負担もかけてしまったのではたいかと思います。
 欠席してしまった際は見逃し配信があったため、これまでの全ての回をあますことなく見ることができました。聞き逃してしまったところは何度も巻き戻して確認することができたのでありがたかったです。
 講義では「小説を書き続けていくために」というテーマで吉野万理子さんから貴重なお話を伺いました。特に印象に残っているのが、「本を最低年間100冊読もう」という言葉です。お恥ずかしい話ですが、5年ほど全く読書していなかったので、これを機に年間100冊の目標を掲げました。
 講評では、筑井千枝子さんや受講生の方から主人公が壁を乗り越えるシーンやほかのキャラクターとのやりとりをもっと描写すべきとのご指摘をいただきました。自分では意識していなかったところなので、大変勉強になりました。
 講師の方々が真摯に向き合ってくださり、受講生の方も熱意ある方たちばかりだったので、非常に刺激を受けました。もっと直接お話ししたかったです。
 
四月からの第50期の日本児童文学学校の募集はすでにはじまっています。オンラインで受講する形で、前回同様、見逃した方のためのオンデマンド配信もする予定です。みなさまのご受講をお待ちしています。

 

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2022/01/15

創作教室、オンライン創作教室

2022年4月から開始の創作教室、オンライン創作教室は昨日、申し込みを開始し、即日、定員に達しました。

これからは、キャンセル待ちとなってしまいます。

この早さには、事業部一同も驚きました。

次の10月開始の申し込みは8月となります。

でも、それまで待てないという方は、日本児童文学学校をおすすめします。日本児童文学学校から創作教室に向かう流れの方は、とても多くいらっしゃいますから。

こちらは、まだ、定員に余裕があります。4月開始で、10枚までの自分の作品を読んでもらえます。早く申し込んで、作品を用意されるのも、ひとつの手ですよ。また、初めての方は、作品がなくても参加できます。

絵本からYAまで、エンタメから文学まで、幅広い刺激がうけれるので、連続で受講される方も、年々増えている講座です。

 

また、もう、見てもらいたい作品がある方は、実作通信講座もおすすめです。

こちらも、ほかとは違うところは、現役で活躍されている作家が指導してくださるところです。

講師の作家は指名することもできます。(指名が重なることもあり、必ずしも指名した講師にならないこともあるので、複数の方を指名されることをおすすめします)

自分のペースで作品を完成されるので、今年こそ公募を突破しようとがんばられている方などへとくにおすすめします。

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2022/01/08

第73期 創作教室の感想

自由で、熱い   伊東 未夜

 

「書くこと」は、ながく、1人で戦うものだと信じていました。

しかし書いても書いても芳しい結果を得られないことに、虚しさや寂しさを、きっと感じていたのだと思います。

創作教室への受講を決めたのは、「何かが変わるはず」といった、少し漠然とした理由でした。

もちろん「『小説の教室へ通い始めること』で、デビューや受賞へ一気に近づくことができるのでは?」といった安易な期待は抱きませんでしたが……そう、「きっと何かが、何かが変わるはず!」。

そんな「前向きなドキドキ」と、「恐る恐る」が一緒になった気持ちで、地方からはるばる、定期的に東京へ通うことを決めました。

さて、期待と不安を胸に秘め、教室の扉を開けてみると……「作家志望」の仲間同士、互いの作品を公正かつ真摯に読み合う時間。

そこはぴりっとした緊張感と、自由さと熱心さに満ちていて、想像以上に特別な空間でした。

「作品を仕上げて提出をすれば、読んでもらえる!」

という大きな喜び。自然「書くこと」へと、正しく追い込まれていきます。

「読者」がいてくれることの心強さと感謝と……。

そして、そういった「合評の時間」を繰り返し共有することで、「仲間」とは、お互いに「戦友」のような絆も感じるようになりました。

 

「書くこと」は、やはり1人で戦うものだと今でも思っています。

けれど創作や作品について、本音で、とことん誠実に語り合える存在がいてくれることは頼もしく、何と温かな、熱い気持ちになれることでしょう!

ここに通い「戦友」たちと励まし、語り合って気付かされたこと、学んだこと、そして生まれた「ぴちぴちした」作品の数々。

 

最後に、そんな私たち一人一人を「書く仲間」としていつも尊重し、温かく応援して下さる先生方や事務局の方々の真心にも心からの感謝をお伝えしたくて、創作教室に通える謳うような嬉しい気持ちをここに記します。

 

「仲間がいて、自由で、熱い!」

 

2022年四月からの日本児童文学学校、創作教室、オンライン創作教室、実作通信講座の申し込みは、今日から受け付け開始です。

わからないことは、事務局まで遠慮なく問い合わせてください。

 

 

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2022/01/07

あけましておめでとうございます。

2022年が始まりました。日本児童文学者協会、事業部は、いろんな講座を企画していきます。今年もよろしくお願いします。

さっそくですが、1月7日から、4月からの各講座の申し込みが始まります。

 

 

一番人気は創作教室。8名と人数がかぎられていますので、ぜひ、行きたいと思う方は、いそいで申し込まれるよう、お願いします。昨年は、8月の申し込み開始日に、満員となりました。オンライン創作教室も地方の方も参加できるので、同じく人気です。

まず、事務局にメール、それから指示にしたがって、振り込みとなっております。

この創作教室は、とてもたくさんの作家が生まれています。また、お互いの作品を読み込むので、受講生同士、仲間になれます。多くの同人誌、創作グループも生まれています。現役の作家が直接指導してくれるのも、ほかにはない魅力。出版社の傾向や編集者さんとの付き合い方など、多岐にわたる話が聞けます。詳細はホームページで確認してください。提出する作品をもっている方におすすめです。

 

 

 

また、4月から始まる日本児童文学学校では、講義と作品講評をくみあわせて、おこないます。児童文学ってなんだろう、って基本の話から始めますので、これから書き始める方、作品がまだない方も参加できます。

近年は、ある程度、書いている方が、もう一度、学び直したいと参加されることも多いです。

去年は、通いとオンラインとの組み合わせ、ハイブリット講座を考えましたが、音声の点で聞き取りにくいということがおきてしまいました。今年はオンラインのみの開催としたいと思います。ただし、見逃し配信がありますので、都合がつかない場合は、後日、視聴できます。

今回も双方向のオンライン講座なので、受講生から質問することも可能です。昨年と同様、雑談タイムで、受講生同士の交流もはかりたいと思ってます。

提出してもらった作品から最終日、最優秀作品を選びます。選ばれた作品は、機関誌日本児童文学に掲載されます! 規程の原稿料も払われますよ。

4月から9月まで、月に一度、日曜日です。詳細はホームページで確認してください。

講師陣も、絵本からYA、文学からエンタメと、いろんな分野での第一人者を起用しました。どの方も忙しい中、これから書く方のためならと時間をとってくれました。

またとない機会です。どうか、よろしくお願いします。

その他、実作通信講座というものもあって、こちらも人気なのですが、それはまたの機会に。

 

 

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2022/01/04