講座ブログ

2022年4月

第50期 日本児童文学学校 感想②

 楽しくて、ためになる  稲座さくら

 

 先日、第五十期日本児童文学学校の第一回目の講義を受講しました。楽しくてためになる、期待通りの講義でした。

 私が受講を決めたのは、文章を書くうえで、児童文学ならではのノウハウを知りたい、と思ったからでした。本格ミステリーやら純文学やら、世の中には様々な文芸作品がありますが、児童文学って、読んでいて一番楽しいけれど、実は書くのも一番難しいのでは? と思ったのです。なぜなら児童文学は、書き手の書きたいように書けばいいというものではありません。やはり児童という特殊な読み手に寄り添わなければならない。そのためのノウハウが色々あるはずだ、と思いました。それらを知るには、やはり実際に活躍されている児童文学の作家の先生方からじきじきに教わるのが一番です。

 その期待通り、第一回目の講義では、貴重なノウハウを早くも複数学ぶことができました。「思い出よりも思いを書こう」、「童話では旅は必ず出発点に戻る」、などなど、なるほど、とハッとさせられるものばかりでした。

大人向け文学では、スピード感を出すために十枚の原稿の中に二十枚分を詰め込め、などと言われますが、今回提出作品でそれをした私は、詰め込み過ぎ、と叱られてしまいました。これも児童に寄り添う児童文学ならではの貴重なノウハウで、私にとっては目から鱗、教えてもらわなければ自分では気づけないものでした。

 提出作品の講評は、まず最初に良い点を列挙してくださるので、そんなにドキドキしないですみます(笑)。講師だけでなく、受講生も感想を述べてくださるので、一般読者の視点での評価も知ることができ、とても参考になります。文学学校はまだ始まったばかりですが、楽しい半年間になりそうです。

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2022/04/29

第50期 日本児童文学学校 感想 ①

期待以上でした   鈴木由希子

昨年の夏頃から「子どもに向けたお話しを書いてみたい」という思いを持つようになりました。思いは強くなるものの、実際に書いてみると作品を終わりまで書ききることさえ難しく、すぐに行き詰まってしまいました。
創作は他の人から教えてもらうものではないのかな…と思いながらも何かヒントはないかとネット検索をしていたところ、文学学校に辿りつきました。これだ!!ぜひ受講してみたいと、これまた強く思い過ぎて1日早く申し込み、「申し込みは明日からです…」と丁寧にお返事をいただきました。その節は大変ご迷惑をおかけしました。
実際に一回目を受講してみて、私の期待以上でした。赤羽先生のお話し全てが大変勉強になりました。特に「もっともっと」と絞り出すように考えるというお話しは、これから創作を行っていく中で常に自分に問いかけ続けていこうと心に刻みました。
また、講評が初回の1番目となり大変緊張しましたが、しめの先生に温かくも鋭いご指摘をいただき、新たな視点が得られました。書き直しが楽しみです。受講生の皆さんの感想も深く的確で、とても参考になりました。拙い作品を読んでいただきありがとうございます。
画面越しではありますが皆さんと創作について、これからもたくさんお話しをしていきたいです。
最後になりましたが、先生方、事務局の皆様このような素晴らしい学びの場を作っていただきありがとうございます。

 

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2022/04/27

第50期日本児童文学学校、開講しました!

昨日、第50期、日本児童文学学校の第一回目が開講しました。

今年は、オンライン開催ですが、みなさん、オンラインの操作もばっちり。

とまどう方もいなく、スムーズにすすめられました。

双方向の講座というよさをいかして、質問もされましたし、懇親会にも多くの方が残ってくれました。

オンラインで二時間半にもおよぶ長い講座です。中にはおつかれになった方もいるかもしれません。

でも、みなさん、目を輝かせ、好奇心をふくらませて、のぞんでいらっしゃるのが伝わってきて、スタッフ一同、気がひきしまりました。

これからの半年間がとても楽しみです。

第一回目は、入門編として、創作へのアプローチとして、わたし、赤羽じゅんこが話させていただき、しめのゆきが、講評を担当しました。

来月、第二回目(5月22日)は、石井睦美さんが、『わたしの創作作法ー絵本、低学年向けを中心にー』と題して話してくださります。

作品講評は開隆人さんです。

また、ゴールデンウィークには、上野の森親子ブックフェスタが、上野公園でおこなわれます。

上野の博物館前の大きな広場のところにブースがでて、子どもの本のセールがおこなわれるのですが、昨年、一昨年はお休みだったこのイベント、今年はやるのです。

児文協もブースをもちまして、参加します。

日本児童文学学校の講評を担当する講師の方々も、サインセール、参加します。

こちらもどうか、よろしく。まだ、予定がないという方がいたら、ぜひ、来てみてください。

子どもの本が、定価より、少し安くかえますし、いろんな作家の方と出会えます。

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2022/04/25

日本児童文学学校、準備中です

もろもろ準備中です

いろいろ重たいニュースの多い春ですが、事業部では、4月からの講座の準備を始めています。

先日は、オンライン創作教室が始まりました。今回の升井純子さんは、北海道在住の講師です。

それが、全国の方とオンラインでつながって、創作教室を開催できたって、実はすごいことだったりして!

受講生の中には、沖縄の方もいます。そのうち、海外在住の方が受講、なんてこともあるかもしれません。

 

また、第50期 日本児童文学学校は4月1日までに、28名の申し込みがありました。

作品も多くの方が提出してくださり、先日、会議をして、どの講師がどの作品を担当するかの振り分けをしました。

開講まで一ヶ月をきいていますが、これから受講を申し込むこともできます。

また、一回だけ、ビジターとして受講することもできます。聞いてみたい講師の方がいたら、その方だけ受講するのもよいかもしれません。

こちらも事務局に問い合わせてみてください。ビジターでも大歓迎です。

 

一回目の4月24日日曜日は、わたし、赤羽じゅんこ が、講座をもちます。しめのゆきさんが講評。提出された受講生の作品を読み込んで、アドバイスしてくれます。

受講生とお会いできること、楽しみにしています。有意義で、聞いてよかった!と思える講座にしたいですね。

よろしくお願いします。

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2022/04/06