講座ブログ

第50期 日本児童文学学校 感想 ⑨

参加してよかった!  黄木 千容子

 

 東京で開いていた日本児童文学学校が、オンラインで開校しているから受けてみてはどうかと紹介を受けました。地方に住み、仕事をして子育てをしている私にとっては、東京であればなかなか難しいですが、オンラインであれば何とかと、思い切って申し込みをしました。緊張しつつ、よい機会だと感じました。

 これまでに3回受講をしましたが、実際に講義を聞きくと、ナーバスな緊張はあっという間になくなりました。そして背筋が伸びるような、気持ちのよい緊張へと変わりました。講師の先生方はどの方も熱心に、内容の濃い話をしてくれました。またオンラインに関しても、ただTVを見ているような感覚ではなく、先生が私たち受講生に向けて話をしているのだと、しっかり感じることができました。

どの講義も大変勉強になります。先生の考え方、大事にしていること、プロになるために必要なこと、物語を作る過程の話など、私たちが聞きたいような内容を、エネルギーをもって伝えてくれます。これまでに講義をしてくれた赤羽先生、石井先生、中川先生、どの先生のお話も、その先生がもつ人柄や雰囲気などが画面越しでも感じられ、大変引き込まれる講義でした。

講義だけでも十分満足するものでしたが、さらにありがたいことに、最後には質問時間を設けてくれています。内容の濃い講義を受けて、もっと聞きたい、もっと教えてほしいと思うようなことがどんどんと浮かんできますが、それをご本人に直接聞くことができるのは本当にありがたいです。そしてどの先生も、質問した内容に真摯に向き合って答えてくれます。先生と直接話ができる、まさに夢のような時間です。

 後半は、受講生の作品の講評の時間です。受講生の作品もバラエティー豊かに、自分の考えないような作品がたくさんあり、毎回良い刺激になっています。自分が書く際にも活かすことができるので、他の作品の講評を聞くのも大変参考になります。

 そして、自分の作品が講評される喜びは、やはり格別だと思います。講評される前、私はセルフダメ出しをして、とてもナーバスになっていました。迎えた講評では、受講生とともに、高田由紀子先生に講評をしていただきました。改善点を指摘してもらいながらも、よかった点もたくさん伝えてもらいました。その時の私は、読んでもらえることはこんなにも

嬉しいものかと、まさにお祭り騒ぎという心境でした。自分の作品を読んでもらい、さらに感想をいただけることは、とてもありがたく、たいへん嬉しいことだと、改めて実感しました。

 毎回メモを取りながら受講をしていますが、振り返る度に、作品を書く上で大切なことへの理解とともに、書くことへのエネルギーが呼び起されます。これからの講義も大変楽しみにしながら、この講義を通じて、私自身魅力ある書き手になっていきたいと思います。

この度は、大変よい機会をいただきまして、本当にありがとうございます。

2022/07/07

第50期 日本児童文学学校 感想 ⑧

初めての講評と、これから    正一 努

 

6月26日、初めて講評をいただきました。26日が近づくにつれて、緊張やら恥ずかしさやらで、当日は欠席しようとまでビビってしまいました。でも、出席してよかった! です。終わったあとは、雨が上がったあとの青空を眺める思いにひたりました。今後は高田由紀子先生をはじめ、講評をくださった方々の意見を「するめ」のように何度も咀嚼し、味わい深い作品に書き直したいと思います。

 

同日の前半、中川なをみ先生の講義にありました「書く技法」について、私はまだ探しはじめたばかりです。何とか発見したい! ですね。自分のものにしようと、目下、自分の好きな童話を書き写しています。また、赤羽じゅんこ先生が講義でおっしゃっていた「講師の作品を読む」を実践しています。どちらも、読者の立場ではなく書き手の立場で読むよう心がけています。作品のおもしろさにはまり、つい読者の立場で読んでしまうことがあります。そういう時は「やばい、やばい」と、ふり出しに戻って、書き手の立場から作品の面白さの技法などを探し読みします。

 

卒業まであと3回の講座ですね。「オンライン飲み会」にも参加して、卒業後も講評し合える方と出会いたいです。ぼくでよければ、是非声をかけていただければ幸せです! メールアドレスを交換し合って、作品を批評し合って、おたがいが、書きたいものが書けるよう切磋琢磨しましょー!

2022/07/06

オンライン創作教室の感想と募集のお知らせ

客観的視点と思いやりの心  にこにこ。

 

 お話を書くという作業は、自分の中にある引き出しを開け閉めして、自分の頭の中の世界を、自分以外の誰かに見せていくという作業です。

 それは時に楽しく、時に悲しく、時に面白く、時に苦しい……そう思います。

 出来上がったお話を読み返してみると、そこには私の分身がいます。私の分身ですから、何が言いたくて、どんな気持ちなのか、よく分かります。でも、自分以外の誰かは、そうではありません。

 この講座に参加して気が付いたことは、客観的な視点を持つ、ということです。自分のモノの考え方、取り方、扱い方が、全てではない、ということです。

自分以外の誰かに、自分の世界を見せていくということの難しさを、改めて感じました。

 そしてそのことは、他者への思いやりなのではないか?と、最近、思っています。

 自分個人の世界を、自分以外の誰かが分かるようにすり合わせて書く。自分以外の誰かが分かるように寄り添って書く。

 私はまだまだうまくいきませんが、せめて自分の書いたお話で、誰かを傷つけることのないように、客観的視点を身に着け、思いやりの心を持って、これからもお話を書いていけたらと思います。

 ご指導いただいた升井先生、事務局の次良丸様、そして、共に学んで下さった皆様方、出会えたことに感謝して、この学びを次へとつなげられるよう、書き続けていきたいです。

大変お世話になりました。ありがとうございます。

 

10月からの創作教室、オンライン創作教室の告知がホームページにのりました。一ヶ月に一度、60枚までの作品を合評しあえる、有意義な講座です。

分割して提出すれば長編も読んでもらえることもあります。(講師と相談)

卒業生の作家も沢山活躍されています。濱野京子さん、工藤純子さん、田部智子さん、などなど・・・・。

一番新しいところでは、志津栄子さんが 第24回ちゅうでん児童文学賞の大賞 を受賞されて、今、デビュー作の準備をされています。

興味をもたれた方はぜひ!

一般の申し込みは8月1日からですが、人数がすくないため、すぐに定員に達することも予想されます。

参加したいと思われる方は、早め(できたら当日)の申し込みをおすすめします。(赤羽じゅんこ)

 

2022/07/04

第50期 日本児童文学学校 感想 ⑦

力をもらっています    泉 美里

第五十期日本児童文学学校、受講生の私は、オンラインのこの講座に、「もろに、力をもらっています」

 朝、五時起きで、家族が起きてくるまでの、六時から七時半までの一時間半に、書きます。窓から差し込む朝陽に、祈ってから、原稿用紙に向かう習慣は、恩師から頂いたものです。

 とんでもない、スランプが続いておりました。自分の描こうとしているものが、本当に子供たちのためになるのか、家族の生活を壊すのではないか、自問自答の繰り返しでした。 

 日本児童文学学校に、オンライン参加をさせていただけて、やっと、「私は、これでいこう」というものが、決まりました。

 講座の魅力その一。作家の先生方の生の声が、聴ける。それぞれの先生の独自の創作手法、自分の心に響いたものをどう表現したら、子供たちに伝えられるか……、直球ストレート有り、資料の活用法有り、ITを駆使する方法有り、何もかもが、目から鱗、自分でもやってみると、とんでもなくパワフルなー。

 講座の魅力、その二。同期の方達が素晴らしい。自分の仕事や育児や読書歴から、それぞれの方が、全くその方独自の手法で書いていらっしゃる。その作品が、全く独自で、そこに先生や、クラスメートが突っ込む。筆者が応える、先生がアドバイスくださる。

 それが、厳しいようでも、その作品を高めるための、心優しいアドバイスが必ずいただけ、皆さんのおかげで、次のステップへの、

力がいただけるのです。

 講座の魅力その三。ジャンルが広がるんです。今まで、自分が読まなかったような本に及び、私は、早速、県立図書館と、私立図書館と、公民館の図書室を、フル活用して、夜寝る前にとっぷり浸かり、日常の憂さを忘れられて眠りへ。

これからも、宜しくお願いいたします。

2022/07/02

次の日本児童文学学校は中川なをみさんです

あじさいがきれいな季節です。

第50期日本児童文学学校も次の6月26日で三回目.

今回も、オンラインでおこないます。

26日の講師は中川なをみさん、講評は高田由紀子さんです。

中川なをみさんは、歴史ものやノンフィクションまで幅広くかかれる実力派です。

中川さん流の作品を書き方から、取材のしかた、取材で得た知識をどう盛りこむかなど、話してもらいたいと思っています。

もちろん、双方向なので質問もできますよ。

ひとりで書いていて、ちょっと悩んでいるという方がいたら、ぜひ、のぞいてみてください。

ビジターで一回だけの視聴というのも大歓迎。(有料です)

事務局に申し込んで、招待メールを送ってもらってください。

 

また、創作教室、オンライン創作教室も7月になると、告知を開始します。継続の方は、7月1日から、それ以外は8月1日に申し込み開始です。

こちらも近づいてきたら、ホームページに掲載しますので、よろしくお願いします。

2022/06/23

おめでとうございます

第50期 日本児童文学学校を受講されているとうやさんが、『マリー さんぽにいこっ』(文研出版)でデビューされました。おめでとうございます。

今回、受講中の講座の感想を書いていただきました。

 

熱い仲間がいるよ      とうや あや

 書き始めた頃からずーっと受講したかった、日本児童文学学校。

けれども地方に住んでいる私にとって、東京での連続講座はハードルが高いのです。

それがオンラインになり、やっと夢が叶いました。初めての受講日は、「うわー、こんなすごいことを毎回開催してたんだ!」「もっと早く受講していればー」と、喜んだり悔やんだり。

結局、49・50期と続けて受講することになりました。

 講義では技術的なことから執筆への態度など、大変参考になるお話を毎回きかせて頂きました。今回出版することになった『マリー さんぽにいこっ』では、教えていただいたことを踏まえて何度も書き直しをしました。

 また、書くことで行き詰まっても皆さんとお話しすることで、突破口が開けることもあります。本は出たものの次は書けるのだろうかと不安や焦りもありましたが、皆さんの熱気の渦に巻き込まれ、悩みなど何処へやら。

一歩ふみだす気持ちになってきます。

創作は一人でやるものだとは思っていますが、同じ志を持つ仲間がいることは、とってもすてきです。日本児童文学学校には、熱い創作仲間がいます。

一緒に真剣に児童文学に向き合い、笑顔で修了式を迎えたいです。

2022/06/10

第50期 日本児童文学学校 ⑥

 ぜひぜひ! 児童文学学校!  小野 光子

 

 二回目の参加です。前回は第47期、その後は第70期創作教室にも通わせて頂きました。まさにコロナ禍前、ひとつの教室に集まり、熱気ムンムンの授業であったこと、懐かしく思い出されます。あの時、講師の先生方にお教えいただいたこと、そして、同期の皆さんと今も親しく切磋琢磨させて頂いていることは私のかけがえのない財産であり、創作の羅針盤となっています。おかげさまで2020年には月刊保育雑誌のお話を書かせて頂き、また今年は協会公募の「5分毎に開く恐怖のとびら 百物語 第2期(仮)」に入選することができました。もし今「児童文学学校に参加してみたいけど、どうしよう」と迷われている方がいらっしゃいましたら、ぜひぜひ参加されることをお勧めします。こんなにも贅沢で豊かな学びのチャンスを逃す手はありませんヨ(もちろん、文学学校で学んだあとは創作教室も)。 実は私にも様々な理由で文学学校への参加をためらっていた時期がありました。今ではそのことを深く後悔しています。何でもっと早く決意しなかったのか。万難を排しても行っておくべきだったと。そんな後悔をひとりでも多くの方にして欲しくない。今回再び、講師の先生方の熱い授業、同期の皆さんの熱気に触れ、改めて強くそう思う次第です。児童文学を志す皆さん、ぜひぜひ、児童文学学校へ! そして、創作教室へ! 私も今回もう一度学びなおし、自らの新たな課題へと挑戦していきたいと思います。

2022/06/08

第50期 日本児童文学学校 感想⑤

講座を受講して 山﨑愛

 

私は今年の4月から第50期児童文学学校の講座を受講しています。受けるまでは日本児童文学者協会のことをよく知らず、講座の内容もあまり想像できず、正直な気持ち「ギャンブルかもしれない!それでもこれは何かのタイミングだから受けてみよう!」という気持ちで申し込みました。申し込みを済ませてからは、「4月1日までに作品を提出すれば講評してもらえる」という言葉にのせられて、忙しい毎日のなか苦心しながら作品をひとつ書き上げました。こうして迎えた一回目の講座。慣れないZoomでの受講ということもあってとても緊張してのぞみましたが、始まってすぐに講師の先生のお話にひきこまれました。受講生はプロの作家を目指している人・そうでない人、たくさんの作品を書いてきた人から作品を全然書いたことない人、など様々な方がいらっしゃるようでしたが、そういう受講生すべてに対して、講師の方が誠実に創作について語る姿がとても印象に残りました。私が特におもしろいな、と感じるのは、講師の方々が話してくださる「一つの本がどうやってできあがったか」というお話です。発想の一番最初の種がどこからやってきたのか、どんなアイディアが変形していって最終的なかたちになったのか、編集者の方とのやりとり、挿絵画家さんとのエピソードなど、読者として本を読んでいるだけでは知ることのできなかった裏側の話を聞けるのはこの講座を受けているからだなぁと感激します。

講座のあとの講評タイムでは、受講生の方々の作品について先生の講評と、他の方々の様々な感想が聞けます。これも「そんな読み方があったのかぁ」と気づかされたり、こうするともっとわかりやすくなる、という改善点が聞けたり、とても刺激になります。雑談タイムをいれると全部で3時間弱ぐらいになりますが、とても濃い時間になっていてあっという間に過ぎてしまいます。

月一回の講座の合間には、講師の先生方の本を読んだり、講座のなかで話題にあがっていた本を参考図書のように読んだりしています。これからの講座もどんなお話が聞けるのかとても楽しみです。

2022/06/03

第50期 日本児童文学学校 感想④

書くことの楽しさ  錦織秀佳

 

 文学学校を受講する前は、書くことが辛く、どうしてそこまでして書いているのか、わからなくなっていました。今から思い返すと、きっと、本を出す、賞を獲る。という目的がいつしか重しになっていたからだと思います。

当然、書くことが楽しいという友人の意見に賛同できませんし、書く期限を設けていたので焦りばかりが募り、苦しいばかりでした。

書くことが楽しいと思えたらどんなに素敵だろう。どうしたらそう思えるのだろう。手探りの中で、いろんな書き方の本も読んでみましたが、「書くことの楽しさ」については載せられていませんでした。

 

書くことが苦しいという気持ちが変わってきたのは、第49期の文学学校を受講し終えたあたりからです。

第49期、第50期と、2期連続で受講してもいいのかと気が引けましたが、第一線で活躍されている作家の方々の話を聞きたくて申し込みました。オンライン上で画面越しであっても、作家の方々の生の声を聞くことで、作品に対する姿勢、情熱が伝わってきて、書くことの「楽しさ」をも教えて頂いているように思えたからです。

講師の方々の話に耳を傾けるうち、焦る気持ちから、書くことが楽しいと思えるようになってきました。

これからの目標は、2回目の講師石井睦美先生の講義の中で言われた「自分の中にあるものを自由に書く」、「書くことで書けるようになる」を意識して、できるだけ多く書いて、こうじゃないといけないという先入観にとらわれず、柔軟に考え、表現できたらいいなと思っています。

 わたしの作品を講評して下さった開先生が「児童文学の大きなテーマ」について語られた時、自分の書きたかったものが少し見えたように思いました。開先生の的確な解説と指摘を参考に、改稿して提出したいと思います。

 

また、講評のあとの雑談タイムでは、受講生の方々の疑問に、作家の方々の意見を聞くことでき、講義とは一味違う、学びや楽しみを得ることができました。

 今期も遠方から参加できるようにオンラインとして開講して下さり、スタッフ、事務局の皆さま、ありがとうございました。あと4回の講座を、今からとても楽しみにしています。

2022/06/01

第50期 日本児童文学学校 感想③

学ぶって楽しい  儀武智子

 

 小学校の図書室で、下校のチャイムが鳴るまで好きな本を読んだ楽しいひととき。「もしも、いつかこんなお話を書けたらすてきだろうな」

ようやく子育てのゴールらしきものが見え始めてきた頃、遠い昔にちらりと夢見たことが頭をかすめるようになりました。

我ながら無謀だと思いながらも、なにかしら書いてみようとトライしてみましたが、読むと書くとでは大違い。手も足も出ませんでした。

「小説の書き方指南本」を読んでみても今ひとつピンと来ず、ネットで同様の情報を検索してみても、自分が求めているものとは違う気がしました。小説講座の類も、住んでいる地域には残念ながらありません。そんなときに「日本児童文学学校」開催の小さな記事を新聞で見つけたのです。

私にとって初めてのオンライン講座でしたが、受講当日は事務局の皆さまや先生方のおかげで、戸惑うこともなく参加することができました。

前半の赤羽先生のお話は、プロの方がここまで教えてくださるのかと、背筋の伸びる思いで拝聴しました。「読み手である子供の特性を考える」「思い出ではなく思いを伝える」というのは心にしみる言葉でした。後半の作品講評では、ほかの受講者の方々の作品を読ませていただけたことも、たいへん勉強になりました。しめの先生の講評に、なるほどとうなずいたり必死でメモをとったりと、気づけばあっという間に時間が過ぎていました。講座終了後の雑談タイムも楽しいものでした。学校と名のつく場所を卒業して数十年。何かを学ぶために、またこうして年齢も性別もちがう多くの方々と時間を共有できることをうれしく思いました。地方にいても日本各地の方々とつながれる時代になったんだな、と改めて感じ入りました。

この講座でたくさんのことを学びながら、半年後には小さな作品をひとつ仕上げて、子供の頃の自分に「こんなの書けたよ」と見せてやりたいです。

2022/05/06