講座ブログ

おめでとうございます!

夏の終わり、いいニュースがきました。

第47期児童文学学校を受講された小野光子さんのお話しが、月間こども雑誌にのりました。

 

メイト9月号です。タイトルは「きんぎん おつきみ」

かわいらしい絵がついていますし、なにより、文章があったかい。

音読しても、ゆったり聞いていられるように書かれています。

お話しを読んでもらう年齢にぴったりだと思いました。

 

第47期は昨年でした。児童文学学校がおわったあとも、たくさんの方がのこってくれて、わいわい楽しい時間をもちました。

笑顔がいっぱいの半年でした。そんな児童文学学校が今年は中止でとても残念です。

コロナの状況はわかりませんが、歴史ある児童文学学校なので、来年はなんとかできるように考えています。

 

 

2020/08/28

夏休み

コロナ感染が広がる中での夏休みです。

猛暑の中、事業部は、これからの事業(講座)をどうしていこうかなどのリモート会議をしました。

また、九月五日のリモート合評会のための接続会もおこないました。

今回、10名は女性ばかり。

リモート初体験の方もいました。

わりあいすんなりみなさん、参加されましたが、数名、遅れる方や、音声が入らない方も。

でも、15分ぐらいたつと、みなさん普通にはいられました。

うまくいかない時は、一回退出して、それからもう一度はいってみるというのもおすすめです。

また、セキュリティソフトが邪魔をする場合もあるので、そちらの設定をみなおすのもいいかもしれません。

 

けど、むずかしくはありません。

問題がなければ、送られた招待メールの参加するというボタンをおすだけで、簡単に参加できます。

最初、自分の画像を見て話すのに、抵抗があったり、うなずくタイミングが遅くて、その間がきになったりもします。

でも、それも慣れればなんとかなります。

リモートだと地方の方ともつながれる可能性が広がります。

在宅応援企画のリモート合評会は、実験企画。この体験をもとにして、これからそういう講座も増やしていこうと思います。

 

2020/08/12

創作教室・卒業生より

今がチャンス!  麻生かづこ

 

わたしは33期の創作教室を受講しました。

そのころのわたしは、作家の知り合いも出版社さんで知っている人もなく、まったく未知の世界でした。ドキドキして参加すると、そこにいたのは児童文学作家を目指している人たち、そして先生は正真正銘の作家さん。刺激的でした!

ここで勉強すればほんとうに作家になれるかもと思いました。

思ったとおり、受講後1年、2年……経つと、本を出版する人がでてきて、わたしも運よくデビューできました。

33期には柴野理奈子さん、安田夏奈さんなど活躍している作家が何人もいます。

 

創作教室での思い出は、何といっても終わった後のお茶。コーヒーを飲みながらのおしゃべりはとても楽しかったです。合評できついことを言い合っても、そのお茶で和みます。

わたしは「合評」というのも創作教室ではじめて経験したのですが、最初はかなり緊張しました。自分の作品をみんなに読まれたり、人の作品を読んで意見を言ったりするのですから。

とてもキツイことを言う人もいれば、愛のある批評の人もいます。これには鍛えられ、たいへん勉強になりました。

創作教室終了後も年に一度みんなで集まってランチしながら合評をしたりしていましたが、年が経つとともに自然消滅してしまいました。

けれど今でもわたしは、33期の同期は仲間だと思っています。同期の人が本を出すと、とてもうれしく、それと同時にわたしも頑張ろう!と気合が入ります。

 

コロナ禍で文学学校やがっぴょうけんが中止になったり、創作教室も延期になり、がっかりしている方も多いかもしれません。このごろ感染者が爆発的に増えていて街に出るのも心配です。夏の暑さでマスク熱中症リスクもあります。家にいるのが一番です。

時間があるこんな時だから、今がチャンス!!

書いて書いて書きまくろう!(って、これは自分にも言い聞かせてる)

 そして寝かせて推敲して、さらに寝かせて推敲して………。

より良い作品を目指そうではありませんか!

 

 先月、新刊がでました。『パパのはなよめさん』ポプラ社

 https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/4112019.html

 

2020/08/03

〆切りました!

昨日、申し込みを開始しました、9月5日のリモート合評会ですが、定員となりましたので、〆切ります。

これから申し込もうと思っていた方々、申しわけありません。

初めての試みリモート合評会、うまくいくのが、ドキドキですが、また、ようすなどこのブログでアップしていきたいです。

 

2020/07/31

リモート合評会、明日申し込み開始です!

フライングに注意してください!

コロナの感染がまったくおさまらず、不安な日々が続いています。

講座ブログもしばらくぶりとなりました。

さて、梅雨もあけないのですが、リモート合評会の申し込み開始日が明日となりました。

夜の8時(20時)に申し込み開始。メールで受け付けます。電話されても事務局にはだれもいないのでご注意ください。

この8時という時間ですが、若手の部員が仕事をしている人も申し込める時間にしてほしいと意見をだしてくださり、そのとおりだということで、こうなりました。初めは、日にちがかわる0時も考えましたが、次の日、仕事がある方は夜、遅いのも大変だろうということになりました。

このリモートがっぴょう会、フライングで申し込みメールくださったり、問い合わせをくださったりとなかなか人気です。

無料で10名かぎりということで、あせってしまうのでしょう。

でも、落ちついてください。フライングして、夜7時台に申し込むと無効になってしまいます。

メールを送ったあと、メールに表示される時間をしっかりたしかめて夜の8時(20時ですね)をすぎていることを確認してください。

 

みなさんのご要望がおおければ、第二弾も打てるかもしれません。(断言できなくてごめんなさい)

ということで、どしどし申し込み、お待ちしています。

今回は、児文協の事業部が主催の講座に一度でも行かれたことがある方が対象です。

よろしくお願いします!

2020/07/29

2020秋の一日講座

早めの申し込みお待ちしています!

事業部主催の秋の一日講座『取材・書き直しのコツ、教えます!』について、講師の森川成美さんがご自身のブログで詳しく書いてくれています。

 

この講座、20名と定員が少ないです。コロナのため、会場いっぱいの人数をいれるわけにはいきません。

感染予防をして、人と人との距離を考えるとどうしてもこの人数になってしまったというわけです。

ということは、20名の参加者はぐっと講師を身近に、じっくり聞いていただけるし、質問もしやすいと思います。これから感染状況の不安もありますが、どうか、まずは、早めの申し込みを。

今回、このタイトルで講座をくんだのは、事業部のさまざまな講座で出会った参加者さんの声からです。「もっと取材をして」というと、必ずどう取材をしていいかわからないという声がかえってきます。

その声にお答えするべく、とくに丁寧に取材をされる森川成美さんにどういうところを取材して、取材した情報の中の何を書くのかなど、詳しく話していただこうと思います。

森川さんは、『マレスケの虹』では、ハワイまでいかれて取材したそうです。その行動力に作品の魅力がかくれている気がします。作家が自分の秘密をあかしてくれるなんて、めったにないチャンス! 

また、くもん出版の和田さんも、最近、編集し出版をてつだわれた作品、『てのひらの未来』では、作家とともに、町工場の取材につきあったとか。どんな取材をされたか、ぜひとも聞きたいところです。

そして、トークショーでは、みなさんの質問から話題をひろげていき、書き直しをするにあたっての一番大事なことを考えていきます。

申し込みが多ければ、講座の配信、録画動画の販売など、多くの人に伝わる方法を考えていこうと思っています。

だから、ぜひ、興味があるかたは、事務局まで声をとどけてください。

配信なら聞けるので、ぜひ、やってください!などなど意見も大歓迎。

よろしくお願いします。(赤羽)

 

2020/07/12

注目:新企画リモートがっぴょう会

在宅応援  お試し企画 物語で元気になろう! 

 創作児童文学 「リモートがっぴょう会」モニター参加者募集

7/30午後8時から申し込み受け付けます

 

 新しい日常をすごさなければならない今、WEB会議で作品のがっぴょう会をやってみようと企画しました。事前に提出された作品を読みあい、よりよくするために、WEB会議で意見の交換をし合います。講師のアドバイスも聞けます。

今回は無料! ふるって ご応募を。モニターの感想ご意見は、今後の講座企画にいかしていきます。

 

 ・日時 9月5日 (土) 14時から16時

まとめ役講師 : 赤羽じゅんこ  開 隆人

募集定員 10 7月30日(木)20:00~先着順

参加費 無料  参加者には終了後にモニターアンケートへの回答をお願いします。

応募方法 児童文学者協会事務局 zb@jibunkyo.or.jp にEメールで『リモートがっぴょう会参加希望』と申し込む。

      氏名と電話番号を必ず記載のこと。

 

・応募資格

  • 「児童文学学校」「創作教室」に参加歴がある方。

 2.60枚(400字換算)以内の合評希望の原稿がある方。

 3.事務局 および、各参加者へのEメール添付での原稿送付が可能な方。

がっぴょう作品の〆切りは、8月22日(土)

 4.Cisco Webex  (https://www.webex.com/ja/video-conferencing.html)での会議参加が可能で、事前の接続確認会に参加できる方。

※接続確認会は、8月8日(土)午後15時から30分間で、つながるか確認しながら、「リモートがっぴょう会」の進行方法などもご説明します。

  

《注意点》

オンライン会議システムでは、パソコンやスマホ、Wi-Fiの環境によって、高額の通信料がかかったり、バッテリーやデータ容量の消費が激しかったりすることがあります。各自、ご確認の上、ご応募ください。

 

 お問い合わせも日本児童文学者協会・事務局  zb@jibunkyo.or.jp まで。 お待ちしています!

今まで参加しにくかった、地方の方もどうぞ!

 

 

2020/07/03

これからの講座

日本児童文学者協会は藤田のぼる理事長をむかえての新体制。

そんな中、事業部もいくつかこれからの講座を考えています。

リモートがっぴょう会という在宅応援の講座もあります。

人が集まる講座をやっていた事業部は、ウィズコロナとなり企画がむずかしいのですが、それでも役立つ講座をつくろうと頭をしぼっています。

今週末か、来週はじめにもアップしますので、注目してください 赤羽

 

2020/06/30

おすすめ本の紹介 ⑪

『わたしが子どもだったころ』いずみたかひろ  

 

コロナ禍で,子どもたちは通常の学校での学びができない。学校は,子どもたちにとっては認知能力を獲得するのみならず,非認知能力をも獲得するかけがえのない空間である。ボクは,個人的には,この非認知能力を学ぶことこそが子どもたちにとって,いや人間にとって重要ではないかと考えている。 

遊びやケンカを通して,友達とのかかわり方を学んだり,友達が転んだのを見て自分のことのように痛みを感じたりする心は,人が生きていくうえで,学んでいかなくてはならない大切なファクターではないだろうか。子どものときに読んだいい方がいい本は子どもの時に読むべきだし,子どものときに体験した方がいいさまざまな体験は,子どものときにできる限りたくさんした方がいいと思う。大人になってからでは,遅すぎることもある。

『わたしが子どもだったころ』は,1957年に出版され,この作品がきっかけで,ケストナーは,1960年に「国際アンデルセン賞」を受賞している。『わたしが子どもだったころ』には,ケストナー家の系譜,革細工店を営んでいた父母の出会いから始まり,ケストナーの誕生,体操が得意だった少年時代の頃のことが語られる。ケストナーが,15歳を1914年に迎える。その戦争で,「子ども時代」が終焉したととらえている。

作品に描かれた世界は,当然,ボクたちの子ども時代とは異なるものの,子どもたちの生きる呼吸やエピソードの数々は,子ども時代に経験しなければならないことでは,同じ世界だろう。

花束を買って「うれしさのあまり大声で『ママ!』と叫んだ。とたんに,足をすべらせて,ころんだ。まだ口をあけてどなっているところだったので,あごにがくんときた。階段はミカゲ石でできていたけれど,わたしの舌はミカゲ石ではなかった」という笑うに笑えないシーンがある。

舌をかみ切るという大怪我をするのだが,そんなの大変な出来事でさえもユーモラスにケストナーは描くのである。子ども時代は,大なり小なり怪我というアクシデントに見舞われる。そこで,周りの深い愛情に触れて「生きる」ということを学ぶのである。こうした非認知能力が,人としての大事な部分ではないだろうか。

恩師のレーマン先生を描く場面では,「レーマン先生は,冗談を言わなかった。冗談を解しなかった。私たちがぶっ倒れるほど宿題でいじめた」と,先生を的確にとらえている。いつの時代も,子どもはよく大人をとらえている。子ども時代のエピソードに満ち溢れた作品である。

ケストナーは,人間の葛藤やドラマを描くというよりは,ややきめ細かく報告するようなタッチで描いている。それだけに,その時代の息吹が,逆に照射される作品ではないだろうか。ナチスを公然と批判し,著作が発禁となっても抵抗するケストナーの反骨精神は作品の描き方にも表出しているように思う。

因みに,『わたしが子どもだったころ』にも「ペストが町を襲い,一家の半分を奪い去った」という一文があった。いつの時代にも,ボクたちや子どもたちの日常を脅かすウイルスの存在を改めて思い知らされた。 

『わたしが子どもだったころ』 エーリヒ・ケストナー作 高橋 健二 訳

 

2020/06/23

今、事業部は?

新型コロナウィルスの感染の広がり、自粛要請がでて、今年はたくさんのイベント、講座が中止になりました。

事業部主催の日本児童文学学校は、中止、創作教室は、4月からの教室が10月からへと延期になりました。

とてもさびしい状態で夏をむかえています。

ただ、そんな中でも、できることはないかと、事業部も動き出しています。

感染予防に気をつけながら、秋に一日講座を開催すべく、企画をたてています。7月には、発表できると思います。

また、がっぴょうけんがなくて、残念だったという声にこたえるべく、オンラインでがっぴょうかいができないかと、部員で意見交換を始めています。オンラインについては、部員どうしの知識に差があるので、若手におしえてもらう形になっています。事業部の若手はたのもしいので、いろんな意見をだしてくれています。

今年はコロナで残念な年ではなく、新しいことにチャレンジできた年にすべく、今、がんばっているところです。

今後の予定もこのブログで発表していきますので、時々、のぞいてください。

 

また、ひきつづき、日本児童文学学校、創作教室、卒業生の声なども募集しています。

「わたしも書きます」とひと声かけてください。

2020/06/19