講座ブログ

おめでとうございます!

第69期 創作教室を受講された、志津栄子さんが『由佳とかっちゃん』で、第23回ちゅうでん児童文学賞・優秀賞を受賞されました。おめでとうございます。

志津栄子さんに受賞のことばをかいていただきました。

 

 

子どもの声を聞いて書く  志津栄子

初めて書いた作品「また明日」を「日本児童文学」に投稿しました。そのとき書いていただいた温かい評に涙があふれ……。私の原点、物書き修行の始まりです。

二つ目に投稿したお話が「由佳とかっちゃん」でした。長編にしたらとアドバイスをいただき、私はせっせと物語の続きを書きました。第69期創作教室に参加したのもその頃でした。皆さまから貴重なご意見をいただき、この作品を仕上げなきゃと思ったものです。でも、悲しいことに、私には長編を書き上げる筆力というものがありません。

創作教室の後、ひとりになって困っていると、ふっと由佳の声が聞こえてきました。

由佳は言います。「うちはかっちゃんのことが好きなんや。けど恋とはちゃう。そやから好きって言葉は書かんといてな」と。私が苦心して書いたセリフに「そんなの言いたくないよ」とダメ出しをし、「別れた父さんに会ってみたいねん」なんて無理難題を言い出す始末です。だからときどき由佳とけんかして、机の引き出しに閉じ込めたりしました。すると今度はかっちゃんです。かっちゃんはやんちゃしているみたいにみえるけど、本当は優しい。あっ、書かなきゃ。そんなことの繰り返し。苦しくて楽しい日々でした。

楊行季一杯の原稿を書いて一人前と誰かが言っていました。今ならメモリスティック一本というところでしょうか。それなら私はお話を百個書こうと決めました。はちゃめちゃでもいいんだと、自分を励まし、書いて書いて書きまくりました。

百個の物語から飛び出してくる子どもたちの個性豊かなこと! 私のことを書いて。おれを忘れるな。とことん向かい合う毎日です。

書き続けることで出会えた素敵な人たち。このような素晴らしい賞をいただけたのも、皆さまのおかげと感謝しています。この先に何があるんだろう。あと一歩向こうまで行ってみたい。今はそんなわくわくした気持ちでいっぱいです。

             

 

 

2021/03/31

お知らせ

街中、さくらがきれいに咲いています。

あっという間に三月も終わりに近づいてしまいました。

ずっとお知らせしていた、四月からの「日本児童文学学校」は、今年は人数もあつまり、開催できることになりました。

昨年、中止したことを思うと、今年、できることは、とてもうれしいです。

昨日がいちおうの期日でした。定員近くまで集まった講座もありますが、まだ、少し席があいているものも。

もし、申し込みが遅れたという方がいらしたら、事務局に問いあわせてみてください。

事業部スタッフは、みなさまにお会いできるのを楽しみに、講座の準備をすすめています。

 

そして、秋の一日講座の動画配信も三月末で終了します。こちら千円とお安くなっています。

どうか、この機会に。

秋の一日講座、宣伝の、ミニ動画↓。もう一度、アップしてみます。

https://drive.google.com/file/d/16jRahBxokGIebCgzDK0GrRrix83BKvE_/view?usp=sharing

 

また、そのとき、事業部でつくったミニ動画。

こっちはちょっと恥ずかしいけど、もう一度

https://youtu.be/NWoVpX9FBdA

 

 

2021/03/25

講座の申し込みなどお急ぎを

四月開校の日本児童文学者協会の各講座の申し込み〆切り日が、三月に集中しています。

通信で作品を指導してもらえる、実作通信講座は三月五日、つまり昨日がいちおうの〆切り日となっています。今年もたくさん、申し込みをいただきました。外出がままならない現状、この講座は人気が高いです。

うっかり申し込み忘れてしまったという方、まだ、少しの猶予期間はありますので、間に合います。

ぜひ、事務局に問い合わせてください。

また、日本児童文学学校、創作教室、オンライン創作教室も、今月25日が一応の期限の目安とさせていただきます。

のんびりしていた方、あとで申し込めばいいやっと思っていた方、どうか、お急ぎを。

オンラインの日本児童文学学校が、申し込みが増えてきました。今年は開講できそうです。

事業部のメンバーも開講にあわせ、準備をすすめています。よろしくお願いします。

 

また、森川成美さんの一日講座の録画ビデオ配信の期日も三月末。

作品をよりよくするために「取材・書き直しのコツ、教えます!」 です。

人気のある講座でした。おうちで動画で講義を見られます。この機会にぜひぜひ!

どうか、よろしくお願いします。

2021/03/06

日本児童文学学校に参加して

良い作品は作者を引っ張り上げる はやの志保

 

このタイトルは、私が2009年、第37期日本児童文学学校を受講講した時の講師のおひとり、安東みきえさんが講義中におっしゃった言葉です。そのとき、確か安東さんはご自身の座っている席と私たちの席の間あたりを指しながら、

「このへん、皆さんと私の間には、距離があるように見えるかもしれないけれど、実はそうでもない」

って感じのことも確かおっしゃったのです。第49期の講師陣を拝見したところ、今年も安東さんがご登壇予定なのでもしかしたら同じ話を聞くかもしれません。ネタバレになってしまったらごめんなさい。でも私は、この言葉に10年以上支えられてきました。

 

もともと10年でも20年でも書くと決めてはいたけれど、同期や新しい方々が颯爽とデビューされるのをお祝いしていると、正直自分はどうなんだろうと落ち込んだりもしました。と同時に、書き続けてきたおかげで最近はちょこっと最終選考にも残るようになってきました。真摯に、読んで書いてを続けていれば技術は上がる。今後はどう自信を持っていくか、というのが課題だと感じています。

 

ところで。創作活動は出産に似ている、産みの苦しみ、なんて言葉を聞きますよね。私はこの言葉、確かにそうだと思いつつ、実は産んだあとが似てるなぁと思っているのです。命をこの世に産み出す時は、もちろんその命との共同作業なのだけれど、なんとかひとりで、んーーーっ! と力んで産む。そのあとは、ご飯をあげたり抱っこしたり、自分以外の手を借りることができる。作品も形にするまではひとりでやるけれど、なんとか形になれば、仲間の意見を聞くことができて、一緒に育てることができます。そうやってたくさんの人たちが書き続けています。

 

言葉で紡ぐ作品は、詩、短篇、長編、さまざまな種類があって、どれもほんとに面白い。創作が初めての人も、すでに書き始めている人も、行き詰まっている人も。扉を開けて入ってくる皆さまと、お会いしたり話ができる日を楽しみにしています。

 

2021/03/04

日本児童文学学校に参加して

「夢でいっぱいの教室」 藤村沙希

    

 今から12年前、私は「日本児童文学学校」に参加しました。それまで地方で創作に励んでいましたが、思うようにいかず、思い切って新潟から通うことにしたのです。

 作家の先生方から話を聞けるだけでわくわくし、作品講評の時間には他の人に言われた講評もせっせとメモしました。帰りの新幹線から見える夜景がきらきらと美しく、それを眺めながら「いつか自分の本が出せたら」と夢が膨らんでいきました。

思えば、そこがスタートでした。その後も、本を出すどころか、書いても書いてもうまくいかず、次なる勉強の日々だったからです。

 そして、一昨年、夢が叶い、とうとう本を出版することができました。小川未明文学賞で大賞を受賞することができたのです。12年前、「文学学校」で提出する10枚の原稿に四苦八苦していた私が、いつのまにか100枚を超える原稿を書くようになっていました。書くのに四苦八苦しているのは今も変わらずですが。

「創作は教えられない」というのはその通りで、結局自分で書くしかありません。ですが、他の人たちから刺激を受けたり、作品を見てもらう、という機会は大事だと思います。

「文学学校」では書き始めた人から、すでに本を出した人まで様々な人たちがいました。「プロになりたい」「こういったことを書いていきたい」「身近な子どもにお話を作ってやりたい」と、参加した思いも様々ながら、その夢を叶えようと頑張る人たちが集う素敵な場所でもありました。読み手としても先生方のお話が聞ける、またとないチャンスなのです。

これを書いている今、私もまた今後の自分のために参加したくなってきました。 

(第37期 日本児童文学学校・参加)

2021/02/27

第三回リモートがっぴょう会の感想②

リモートも良き!  もとまり

 
窓の外に澄み切った青空が広がる冬の午後、自宅リビングから初のリモート合評会に参加した。 
講師は、驚きのペースでユニークな作品の数々を世に送り出している超人作家、濱野京子さん。対する受講生は、東北から関東まで、各地より集いし七名。 
各作品15分ずつの講評と質疑応答。30分のフリートークも含め、2時間半の合評会は息もつかせぬ早さであっという間に終わった。 
リモートなので、作品の解釈を巡ってしわしわの原稿を握りしめて殴り合うようなこともなく(対面合評会でもそんなことはないです)、疲れたけれども、とても充実した楽しい合評会だった。 
自分の作品への講評は、やはり本当にためになった。小さなことでも、作品のリアリティを毀損するかもしれない部分などを指摘していただけたことも大変ありがたかった。 
特に心に残ったのは「熱い思いで書いて冷めた目でチェックせよ」「自分の書く言葉を疑え」という濱野さんの言葉。 
腑に落ちつつも、この言葉の真意が身に染みてくるのはもう少し先かもしれない。 
内容的には大変濃く、ハードだった2時間半。しかしながら、自宅からのリモートだとやはりリラックスできて、また、物理的には離れているにも関わらず、参加者の皆さんとの距離を対面合評会より近く感じた。これには個人差があるかもしれない。美味しいものを食べながら楽しい打ち上げができないのは本当に残念だけれども、普段は参加しにくい遠方の方や小さなお子さんのいらっしゃる方も参加しやすくなったのではないだろうか。フリートークタイムには、かわいいご家族が顔をのぞかせた参加者の方もおられて、講評後の解放感も手伝って、ほんわかとした気持ちになった。 
今回、新しい試みを企画し、当日の滞りない運営に尽力いただいた事務局の皆さん、また、多忙な中、講師を引き受けて下さった濱野さん、そして作品に忌憚なき意見をいただいた参加者の皆さん、大変お世話になりました。ありがとうございました。 
 
2021/02/22

第三回リモートがっぴょう会の感想

第3回リモート合評会に参加して   小林史人

 

私は日本児童文学者協会主催の創作教室に通っていたことがあるので、合評会は初めてではない。オンラインによる合評会も、創作教室で知り合った仲間たちと月一で行なっている。

けれども、今回のリモート合評会の緊張感は今まで感じたことがないものだった。

リモートという環境や、タイムスケジュールが厳格に管理されていたということもあるが、なんといっても初めて会う方々との一回きりの合評会ということが大きかった。

創作教室にせよ仲間内での合評会にせよ、回を重ねていくうちにだんだん作者の人となりや作風がわかってくる。長所や欠点、そういったものも分かってくる。もちろんそれらを踏まえた意見ができることは良いことだと思うし、また同じ志を持つ仲間がいるという心強さは何物にも変えがたい。しかし、時としてそういった仲間意識のようなものに甘えてしまう事もある。

例えば講評の内容が作者を前提としたものになってしまい、結果的に作品そのものに向かわなかったり、自分でも未熟だと思う作品を提出してしまったり。

今回の合評会で提出された作品は、作風は様々あれど、どれも気迫のこもった力作ぞろいだった。「自分の力がどれほど通用するのか?」そういった作者の真剣な思いをジリジリと感じた。

その真剣さは講評でも表れていたように思う。ほめるところはほめるが、ダメ出しもキッチリする。各人が臆することなく自分の意見を言っていたことが印象に残った。

そして、濱野先生のご講評はやはり素晴らしかった。作品への視点、一文へのこだわり、さらには物書きとしての心構えなどなど、第一線の現場で活躍されている作家の言葉には重みがあった。自分以外の作品についても心に刺さるアドバイスがいくつもあり、用意していたノートにはびっしりと濱野先生の言葉が書きこまれた。ここでそれらを紹介することはしないが、個人的には特に推敲の重要性について思いを新たにしたところだ。

こういったスポットタイプの合評会は少なからず腕試しの要素があると思う。全国津々浦々、日々地道に作家としての腕を磨かれている方はたくさんいらっしゃる。そのような猛者たちの待ち受ける場に自分の作品を出すことは勇気が必要なことであり、参加しても自分が思っているような評価が得られないこともあるが、その分必ず得るものがある。真剣勝負は人を成長させる。

公募で思うような結果が残せなかったり、自分の現在地がわからなくなっていたり、そういった悩みがある方にはこのような合評会への参加をお勧めしたい。

私もここで得た学びを次に活かし、これからも精進していこうと思う。

濱野先生、スタッフの皆様、参加者の方々、ほんとうにありがとうございました。

2021/02/13

第三回リモートがっぴょう会・報告

リモートがっぴょう会の報告     松原さゆり

 

二月六日土曜日「ONE DAY 第三回リモートがっぴょう会」が開催されました。

講師は作家の濱野京子さんです。

 事前に、第二回リモートがっぴょう会と同時の接続確認会を設けました。

 当日の司会は、事業部員のしめの、タイムキーパーは同部員の筑井、七名の受講生全員が集いました。

 

作品課題は長編となっており、集まった作品の題材も幅広く独自の世界観もあり、力作がそろっていました。

開始前の接続も全員そろい、自己紹介がありました。皆さん、自身の作品を必死で向き合ってかきあげたという、やる気と熱量が画面にあふれていました。

講師の挨拶では「愛あるきびしさで向かいます」と、もうここから受講生が引き込まれた様子です。

合評では、たしかに講師の的確なアドバイスは、時にはきびしくもあり愛情深く具体的なものでした。皆さん、深くうなずいていました。

受講生のレポートと感想も、読みの深さを感じます。司会者からのランダムにふられる感想も、緊張感の中はっきりと話され、会はさくさくと進みます。

終了後のフリータイムや親睦会でも話はつきません。受講生からの質問に、講師は親身に答えて、相互の書くことに真剣に向き合う情熱が伝わってきました。

 

主軸は、七作品おのおのの「作品の未来」についての、いかに、どうしたら、どこに向かうという合評になったと思います。

講師から「公募は運だ。落ち込む必要はない。自分の書くことをがんばりましょう」は、力強いエールです。

「熱い思いで書いて、冷めた目でチエックする」とも、自分の作品は自分のもの、どう書き直すか、ただひたすら自分にかかってくると。受講生の背中も伸びたようです。ぜひ、今後にいかしていただきたいです。

人に会えない毎日の中、画面を通じてですがこうして合評ができて、いい機会になったと思います。

2021/02/08

オンラインもおすすめです

先日書いたように、創作教室は順調に集まっていますが、日本児童文学学校、会場に通うリアル受講は、まだまだ定員に余裕があります。

タイミングが悪いですね。申し込み期間に緊急事態宣言がでてしまうなんて。なにか始めようという気持ちがなえてしまいますよね。

それもよくわかりますが、そんな時ほど、差をつけるチャンスかも!

会場は消毒をして受講生をおむかえします。通常の定員の半分にして、となりの人とは距離をとるようにします。

少ない人数でやるので、いつもより、ひとりひとり丁寧に時間をかけて、指導してもらえると思います。

とくに日本児童文学学校は、作家が自分の作品について語る講演会とはちょっとちがいます。

発想のしかた、プロットの書き方、山場の盛り上げ方、あとひとつ、魅力と足すには・・・

作品の書き方についての講義をします。

おととしの日本児童文学学校を卒業後、公募で優秀賞になった、佳作になったとうれしい声も!!!

今、一線で活躍している作家の話が聞ける貴重な機会。

対面講座の場合、やはり、生で講師の作家の熱意が感じられますし、会場の他の受講生と交流をもつことで刺激をうけ、やる気を増す方が多いです。

でも、今の状況、会場にいくのは、ちょっととためらう方、オンライン受講をおすすめします。会場の講義を会議システムZOOMで生配信します。家で会場にいくのと同じ講義がうけれるわけです。双方向がやりとりできる形。

オンラインでも質問もできますし、意見をいえます。会場の質問者の声も聞いてもらいます。

創作教室と日本児童文学学校、どちらがいいか迷っている方、

すでに作品を数作書いて、提出するストックがある方は、創作教室へ

まったく初めての方や、児童文学ってどんなものか知りたい方、プロの創作方法を聞いて学びたい方、、日本児童文学学校にどうぞ!

例年ですと、日本児童文学学校にまずかよい、そのあと、創作教室にうつって学ぶ方が多数います。

どちらも 多くの作家を輩出している、歴史ある講座。

ただいま、申し込み受付中です。(日本児童文学者協会・事務局まで)

2021/01/27

創作教室などの申し込み状況

講座の申し込み状況

 

ただいま、4月からの4つ講座の申し込みを開始しています。

日本児童文学学校、第72期創作教室、新設のリモート創作教室、実作通信講座です。

その中で、毎回人気の第72期創作教室(講師・濱野京子)は、定員に達しました!!

今、キャンセル待ちが複数いる形になっています。

今回は、感染予防のため、通常の半分の人数の募集となり、こんなに早く定員に達したわけです。

残念だと思う方、ぜひ、新設のリモート創作教室(講師・山口理)に申し込みください。

こちらも、定員に達したら、締め切ります。今、まずますの人数が集まっています。

というのも、先日おこなったリモートがっぴょう会が大変好評で申し込みが増えました。

画面越しではなくリアルの講座が思われる方も多いようですが、創作教室はリモートでも楽しく学べると思います。慣れれば順番に意見をいったり、講師のアドバイスを聞いたり、スムーズにおこなえるでしょう。

リモートは会議システムZOOMをおこなってやるのですが、初めてで不安な方、まるでわからないという方も、事務局に相談してみてください。

通信環境さえだいじょうぶなら、案外、簡単にできると思います。

画面がまぶしいと目が疲れることもあるので、その場合は調整して画面の光度をおとすことをおすすめします。

 

 

 

2021/01/27