講座ブログ

日本児童文学学校・報告

 第47期 3回目です!  松原さゆり

 

梅雨です。

空が重く灰色の雲でおおわれていて、お休みの方もいつもより多い日でした。

講師の内田麟太郎さんは。スイカを食べているミニオンのTシャツを着ての登場です。

もう最初から最後まで親しみやすい話し方で、プロジェクターをつかって、詩や画像をうつしだして、講義をしてくれました。なんども笑いがおきました。

内田さんは看板職人をなさっていたのですが、二日酔いではしごから落ちて大けがをしてしまい、それをきっかけに「たまたま」子どもの本の世界に入られたそうです。

この「たまたま」がみそで、ご自身の絵本でも「たまたまじゃない」とか「たまげた」など、「たま」をつかった言葉をおちとして、脱力するずっこけにつかったりしたそうです。

内田さんのユーモアたっぷりで、頭を空っぽにして「ワハハ!」と、大笑いできるような素敵な絵本のひみつが伝わってきました。 

 受講生たちには「型にとらわれないで、のびのびと作品を書いて下さい」と、エールをおくってくれました。

 

高田由紀子さんの、四作品の講評では、皆さんからの意見や感想のあと、それぞれに参考となる本の紹介がありました。また、作品の長所と短所の具体的指摘と、それにともなうキーワードをボードに書き、それを皆さんは熱心にペンをとっていました。

今年からはじめたフリートークでは、事業部員がそれぞれの「わたしのおすすめの一冊」を紹介しました。司会の開さん、辻さんのコンビがいい味をだしていて、なごやかな空気がながれました。

 

2019/06/26

日本児童文学学校・感想 ⑦

47期2回目を終えて  高宮久美子

 5月26日は、第2回目の児童文学学校でした。この日は私の作品の講評もある日で、朝から何をするにも落ち着かずそわそわしていました。けれども、山口理先生の作品を電車で読みながら教室に向かっているうちに、講評への不安とは別に、講義へのわくわくした気持ちが増していったような気がします。

 

さっそく、教室のいちばん前の席で開隆人先生からの講評をいただきました。今回は4作品の講評がありましたが、自分の作品だけではなく、ほかの方の作品からも学ぶことが非常に多くありました。特に、登場人物のバックステージをよく膨らませ、「作品世界をストイックに構築していくことが大切」というお話が印象的でした。書いて書いて、登場人物を愛していくと、登場人物の声が聞こえてくる・動き出す、そこまで追求していくのだ、と教えていただきました。開先生のお話から、作品への姿勢や、読者となる子どもたちへの愛情が伝わってきて、児童文学の魅力を再認識し、「やっぱり書きたい!」という自分の気持ちを改めて感じることができました。

その後の山口先生のストーリー展開についてのお話からも、まさに自分に足りない、物語を書くにあたっての基礎を教えていただきました。

 

私は4年前にも文学学校を受講していて、今回2度目の文学学校なのですが、先生方に直接指導していただけるこの時間はなんて贅沢なのだろう!と受講するたびに感じます。この貴重な時間をしっかりと自分のものにして、どうしても諦められない児童文学作家という夢に近づいていけたらと思っています。これからもよろしくお願いいたします。

 

2019/06/11

日本児童文学学校・感想 ⑥

47期第2回を受講して  小野 光子

 

 先月とはうってかわって、まるで真夏のような暑さのなか、第2回目の講座に行ってまいりました。教室の中はもちろん、外にも負けない熱気でむんむんでした。

 まず前半に四名の方の提出作品を、開隆人先生が講評してくださいました。「この作品のここが素晴らしい、でも、ここをこうすればもっとブラッシュアップできる」という具体的なアドバイスから、児童文学を書く上での精神的な根源の部分まで、本当に盛り沢山な内容で、メモを取る手が追いつかないほどでした。特に私が感銘を受けたのは「児童文学の役割は文明の推進である」という言葉です。今までそんなふうに考えたことのなかった私は目が開かれた思いでした。

 そして後半は山口理先生が、ストーリー展開についての講義をしてくださいました。書き出す前にプロットをたてる事がいかに大切か、取材はどうするのか、題材はどうやって見つけるのかなど、ご自分の作品や体験を例にあげながら、時に熱く時にユーモアを交えつつ、暖かくわかりやすく教えてくださいました。ここでも忘れられないのが「メッセージを念頭において書くのが児童文学の使命である」という、先生の言葉でした。使命!そうなのです。自分がいままでいかに「児童文学を書く」ということに軽い気持ちであったか、この言葉を聞いて深く恥じ入りました。この言葉は決して忘れまいと思います。また、講座終了後の茶話会では、やはり山口先生が「映画や漫画、ドラマや舞台など、本以外のことを楽しみ、吸収して、多角的に物事を見なければいけない」というお話をしてくださり、それにも強く感じ入りました。

 こんな素晴らしい講座があと4回で終わってしまうなんて。もうはや寂しくなってしまっている私は気が早すぎるでしょうか。あと4回、とにかく一生懸命勉強させて頂きます。よろしくお願いいたします。

 

 

2019/06/04

日本児童文学学校・感想⑤

講座をうけて あべわかこ 

「○○の手習い」(○○の部分は皆様の空想の翼を広げる余地として提供させて頂ければと思いあえて空白とさせてもらいます【笑】)の私ですが、以前から興味があった児童文学の創作の世界を、この講座を受講することでノックさせてもらったように思います。

 日常生活の中で優先順位が下位の方で、ポツリと宿題のような存在になっていた思いが昨年の暮れ、この講座の情報を偶然に知り膨らんできました。

 第一回目の講座を終え、家に帰り、講師の赤羽じゅんこ先生のご本を一気読みし、私の心のトキメキはキラメキに変わりました。

 第二回目の開隆人先生の作品講評では前回の田部智子先生のときと同様に目から鱗の連続でした。具体的な創作スキルのアドバイスはもとより現役作家さんの創作に向き合う熱い想いに触れ、キラメキはどんどん広がっていきました。

 講評用原稿を三月の期日までに提出が出来なかった後悔も先生方の講評を通して薄らいでいきました。先生方のどの作品に対しても一貫して流れる深い愛情と未来への明るい期待を感じたからです。このモチベーションに触れ、私も前向きに、九月五日締め切りまで作品を仕上げようと今では思っています。

 第二回目の後半、山口理先生の「作品のストーリー展開について」の講義も実に具体的で分かりやすく贅沢な時間でした。

 児童文学の創作は私の宿題なのかはさておき、今、はっきり分かることはこの講座に申し込んでほんとうに良かったということです。

 素敵な時間を過ごすことは人生の宝だと思います。私は今回、宝物のポケットを一つ間違いなく増やすことになると思います。

2019/05/30

日本児童文学学校・報告

第47期 2回目です!  松原さゆり

 

 さわやかな5月のはずがこの猛暑の中、皆さん、元気に集合してくれました。2回目なので、前回に比べていくぶん緊張がほぐれた様子です。

 山口理さんの講義では「私のストーリー展開について」を、丁寧にわかりやすく話されました。作品制作を山登りに見たて、ホワイトアウトの中で足もとばかりを見て登っているとゴールにたどりつけないと。これは、全体を把握する必要性のたとえです。 

全体を把握するために、作品の設計図表で、はじめ、なか、おわりと書き込む方法があり。また別表では、起、承、転、結と書き込む方法があるとの話でした。

作品内においては、共感性、裏切りがあり。作品全般に伏線をはっておく必要性もあると話されました。いかに作品の流れを整理する事が大切かがわかりました。

「つまらない作品とは?」「キャラの魅力とは?」 質問形式の呼びかけに、皆さんは頭をひねっての答えで、もりあがりました。

「あらすじ」「取材」についても、山田洋次監督の具体例をあげるなどわかりやすい講義で、学生時代にもどったような気持ちになりました。

 開隆人さんの、4作品の講評では、皆さんからの意見や感想が次々によせられ、開さんからのアドバイスに、受講生の方々が深くうなずく様子が印象的でした。

今回だけのビジターで参加してくださった方が三人、いらっしゃいました。ありがとうございました。

次は6月23日で、内田麟太朗さんの講義です。ちょっとどんな感じか、一日だけ参加してみたくなったという方は、児文協、事務局に問い合わせてみてください。有料ですが受講できます。

 

 

 

2019/05/28

日本児童文学学校・感想④

47期、第1回の受講を終えて。  中山あすみ

 

 私が児童文学学校を受講させて頂くのは今回で2回目です。ですが初日の皆さんの自己紹介を聞いて、その熱意に驚かされました。講評作品も世界観を持った作品を出されていて、意見の出し合いも活気があり、皆さん読む力があるなぁと感じました。1日に本を2冊読むようにしているという方もいて、やはり本が好きなんだなぁ、私も沢山読もう、と刺激を受けました。
 赤羽先生の授業では、経験に基づいた同人誌活動やデスクティーチャーでの子供達の発想の面白さ、出産したお母さんたちと絵本を作った話など実体験のお話が聞くことができ勉強になりました。そしてなんだか元気も頂けました。
 田部先生の作品講評では、キャラクターのテンションをグラフで書いて説明して下さったのが参考になりました。
私もキャラクターの動き、感情を考える時に、グラフにして考えてみようと思います。


 私は本を読むのは好きですが、実は文章を書くのは苦手です。元々は絵を描いていて、三、四年前に絵本を作りたいと思い勉強を始めた時に、絵本にも文章力が必要だと感じ、児童文学学校の門をたたいたのが勉強したいと思ったきっかけです。
 そして児童文学を学ぶうちに、文章だからできることや文章で読み手の想像力を使って世界を紡ぐというのが、とても面白いなと思うようになりました。
 これから半年間、宜しくお願い致します。

 

2019/05/14

日本児童文学学校・感想③

第47期 初日の感想  藤村メイ子

 子どもと絵本が大好きで、子育て支援センターや小学校で読み語りをしていました。数年前から少しずつ物語を書きはじめ、投稿するようになりましたが、全くかすりもしないので、「これはちゃんと勉強したほうがよい」と、勇気をだして47期文学学校の門をたたきました。

最初は赤羽じゅんこ先生の講義でした。児童文学とは?の“きほんのき”から、おはなしのたねの見つけ方、絵本的な文の作り方、作家になるまでのエピソードなど、ユーモアを交え、先生の気さくなお人柄に、緊張がほどけるとともに、これが私の初心の学びだと思いました。特に私に印象的だったのは、「ファンタジーこそリアリティが大切」ということでした。

後半の田部智子先生は、受講生作品の講評で、初日早々私の拙作もありました。田部先生はもちろん、受講生の方々からたくさんのご意見、感想、つっこみ、アドバイスをいただき、ドキドキハラハラしましたが、「これこそ私がここへ来た理由だ」と研鑽に努めようと気持ちを新たにしました。ここでも、ファンタジーこそ、設定はリアリズムを徹底しなくてはいけないこと、魅力的な存在を生かすためには、頭の中に第三者をおき、なんども声に出して読むことの大切さを学びました。

 受講生の方々は、若い学生さんから私のような中高年まで、年齢も立場も目指す分野も違えど、児童文学への熱い思い感じ、背筋がピンと伸びる思いでした!

 

2019/05/09

日本児童文学学校 卒業生より

児童文学学校での出会い  岩渕ともき

 

 第37期児童文学学校を受講させていただきました。2009年のことです。修了後、受講生の有志が集まり、同人活動をはじめました。会の名前は、「さなぎの会」。37期の語呂合わせと、いつの日か成虫となって飛び立ちたいという、自分たちの夢と希望をこめての命名でした。毎月作品を持ち寄っての合評会を続けて、今年で10年。同人誌は、来月10号を発行する予定です。

 「さなぎの会」は、同じ志をもった仲間が集まる文学学校があったからこそ、実現することができました。もちろん、講師の先生方にはいろいろな事を教えていただき、たくさんの刺激を受けることができました。でも、振り返ってみると、「出会いの場」を与えていただけたことが、なんといってもありがたかったように思います。「さなぎの会」は、文学学校で講師をされていた中野幸隆さんに多大なるサポートをいただいています。中野さんとの出会いも、文学学校があったからこその縁でした。出会いということでは、講座が終わってからの懇親会が、自分にとってはとても大切な場でした。確か、そこでいろいろな人と知り合いになりたくて、お手製の名刺を作ったのでした。

 新しい時代も、仲間とともに歩んでいけるということは、とても心強いことです。すべてはあの時文学学校に参加させていただいたおかげ、と心から感謝しています。

 

2019/05/06

日本児童文学学校・感想②

第47期児童文学学校  酒井和子    

 

 高田馬場駅に着いたのは11時21分。電気が消えた教室を出て、近くのカフェで時間をつぶし、1時間後に行ってみると、教室は賑やかで、楽しそうな会話が交わされ、まるで同窓会のような雰囲気に。一気に心が和み、隣の席の方とおしゃべりしながら開始を待ちました。始業のベルが鳴るころには、教室は満席となりました。

 前半は赤羽じゅんこ先生が受講の心構えとして「自分でつかみ取っていく」姿勢についてお話したされた上で、児童文学のジャンル、対象年齢による区分け、児童文学に求められる要素をわかりやすく解説されました。また、ご自身の作家に至る経緯のお話には、先生のお人柄がしのばれ、興味深く伺いました。その中で、家庭とお仕事の両立に苦慮されたことなど、身につまされる思いでひたすら聞き入りました。

後半、田部智子先生による受講生作品の講評に移りました。どの作品にも意見や感想、アドバイスが受講生から次々と寄せられました。各作品に付箋を貼って用意してきた私の感想はみなさんが言ってくださり、手を上げるまでもありませんでしたが、率直な感想や議論ができる場であることが何よりもうれしく、次回からは発言したいと思います。

田部先生のご講評は、各自の原稿をもとに「物語のメリハリのつけ方」「魅力的なキャラクター作り」「不滅のテーマへの挑戦」といった、受講生の共通の問題項目を浮かび上がらせ、解き明かしてくださるというものでした。おかげで、他の方の作品から何を、どのように学ぶのか、そしてそれが自分にどう応用できるのかを知り、とても参考になりました。

 時間が経つにつれ、熱意が熱意を呼び、教室の中は息苦しいほどに。その後の交流会で、今期の受講生の活発さと熱心さを講師の方も驚かれ、喜んでいるとのお話に、ちょっとプレッシャーも感じましたが、講座の最初で教わった「自分でつかみ取っていく」という姿勢を忘れず、大勢の方々との今後の語らいを楽しみに、励みたいと思います。

 

 

2019/05/01

日本児童文学学校・感想

日本児童文学学校を受講して  斎藤恵津子

 

“駅から歩いて3分”というのがくせ者で、いつも時間のかかる私は、スマホを片手に、工事をしていたオッちゃんに聞くと、目の前でした。

「こんな所があれば行きたいなぁ」と楽しみにしていた文学学校だったので、一つ一つの話が、体にしみこんでくるようでした。
 私は今まで読む人だったのが、書いてみて、作品を書けたということに満足してしまっていました。ひとりよがりにならないで、読者にわかってもらう、おもしろがってもらうことが必要なのだとわかりました。
何となくそうだろうなとは思っていましたが、やっぱりそうなんだの連続でした。
 自分が体験したこと、思ったことはかけても、やっぱりお話をつくることは無理だと思ったこともあります。今回、赤羽さんのお話の中で、子どもをおもしろいと思える人は児童文学を書ける。ということばに力を頂きました。周りの人を観察するのも才能の一つだとおしゃられていて、私は人間観察が好きだなぁと思いました。子どもは大人には答えがわかっているようなことも、短い経験の中で、精一杯考えて、思いもよらない答えを返してきたり、本当におもしろいです。
 基本的な書き方も知らず、見よう見まねで書いていたので、原稿も書き方を比べられて、違いに納得し、読む方の大変さもわかりました。
 飲み会が気になりつつ、私にはとても有意義な1日でした。ありがとうございました。
                      

 

2019/04/26