講座ブログ

秋の一日講座、質問受付中です

質問、まっています

11月28日 15:00からオンライン、見逃し配信、有り(一週間)

秋の一日講座、「みんな、書き続けよう!」

       イタリア × 大阪 × 東京 作家ライブ

おかげさまで、ぞくぞく参加者が集まっていますが、まだ、もう少し間に合います。

オンライン受講、希望される方は、事務局にメールしてから、申し込みください!!

児童文庫のパイオニア、作品はアニメ化もされた人気作家、令丈ヒロ子さん

イタリア在住、斬新なテーマの作品を次々発表し続けている実力派 佐藤まどかさん

ここでしか聞けない話をしますよ。

おふたりのトークを聞いた後、トークショーは、みなさんの質問をもとにおこないたいと思ってましたが、ピンチです。

この質問、集まりが悪い。

でも、これは、またとないチャンスです。あなたの質問が採用されます。

小さなことでもいいので、質問をよせてください。事務局まで、「秋の一日講座、質問」とかいてメールください。

・エンタメと文学とちがうの?

・一度落ちた作品は、他の公募にだしてもダメ?

・自分ではおもしろいのに、どうして通らないんだろう

・書き始めは調子がいいけど、最後までいきつかない。どうしたらいい?

そんな、こんな、どしどし書いてください。(↑の質問は、赤羽が即興で考えただけで、実際に集まった質問ではありません。)

 

 

実名でお願いしますといってますと書きましたが、ちょっと緩和します。

どうしても恥ずかしいという方は、イニシャルだけでもOK。

ぜひぜひ、どんどん質問をお願いします。 

 

 

2021/11/01

秋の一日講座 佐藤まどかさんより

イタリアからこんにちは  佐藤まどか

コロナ禍も長引き鬱々としますが、オンラインによるトークやイベント、ミーティングが定着したのは素晴らしく、どこからでも気軽に参加できていいですよね。

11月28日のオンライン一日講座・第1部で、大阪の令丈ヒロ子さんに続いてイタリアからお話をさせて頂きます(時差があるので、こちらは朝です)。また第2部では、東京の赤羽じゅんこさんもご一緒に三人でトークをさせていただきます。


 第1部で私がお話ししたいのは、「失敗は種」ということについてです。人生や執筆上の失敗は種であり、水を与えなければそのまま死にますが、水や肥料をせっせと与えればやがて大きな実がなるかもしれません。(成功という言葉が苦手なのであえて種と呼びます)。自分の失敗や苦労話をもとに、具体例をお話ししていく予定です。打たれ強い精神力は大事ですが、受け身を覚える(痛みを減らす技)、攻め技(自分の得意なものを見極める)を覚えるというポイントもあるのではないでしょうか。この後者に関しては、「誰に向かって書くのか」という、対象年齢のことにも触れたいと思います。

 

令丈さんは作品がTVアニメや劇場版アニメ、ドラマ化もされた超売れっ子作家さんです。一方私はちょっと変わった児童文学、主にYAを書いております。また赤羽さんは児童文学作家の大先輩です。第2部では、違いながらも互いに影響しあって、参加者のみなさんの執筆エネルギーが倍増するような3者トークにしたいと思います。「みんな書き続けよう!!」という講座のテーマ通り、書き続けていくための参考になれば幸いです。

 事前に質問も受け付けておりますので、日本児童文学者協会宛てにどしどしお送りください。皆様のご参加をお待ちしております!

 

佐藤まどかさんは、昨年、日本児童文学学校の講師にきていただきたいとお願いをしました。それがコロナのため、日本に来ることができなくなり、とてもざんねんに思っていたのですが、今回、オンラインイベントで、登壇してもらえることになりました。

人間よりヒツジが多いところに住んでいるとおっしゃられる佐藤まどかさん。イタリアにいながら、日本の子どもたちの心理をどうつかんで書いていっているのか、本音にせまりながら聞いてみたいと思います。

質問もどうぞ! お待ちしています。

2021/10/17

秋の一日講座 令丈ヒロ子さんより

秋の一日講座によせて 令丈ヒロ子

こんにちは、令丈ヒロ子です。コロナウイルスの影響で、リモートによる打ち合わせや取材、イベント出演などのお仕事が増えました。時にはトラブルに対応できなかったり不便なこともありますが、とてもよいこともあります。

 

十一月の秋の一日講座で、イタリア在住の佐藤まどかさん、東京の赤羽じゅんこさんと、オンラインライブをすることになったのです。お二方ともお会いしたかったし、以前から、一度じっくりお話できたら楽しいだろうなと思っていましたので、これが実現できるのは嬉しい!

 

 どんなお話をするか、お二方と事業部のみなさんと話し合いをした結果、書き手、また作家志望の方に元気になってもらえるようなお話がいいんじゃないかと、おおいに盛り上がりました。

『みんな書き続けよう!!』というタイトルも、その思いからです。

 

わたしの目標は、読者に「明日も生きる!」気持ちになってもらえるようなお話を書くことですが、それを目指すようになったきっかけ。また、ぶつかった壁や、ブラックな体験。(シリーズものの依頼で三冊分、約1000枚書いたが、ボツになったとか……思い出してもへこみます。)エンタメと児童文学のちがいってなに? 今、創作について考えていること、などなど。

この機会に今まであまりしたことのないお話をさせてもらおうと思います。

 

質問にも佐藤さんといっしょにお答えします。創作に関する迷いや悩み、また創作以外にことでも、できるだけお答えしたいと思いますので、お寄せ下さい。ご参加お待ちしております!!

 

秋の一日講座は人気があり、早くから申し込みをいただいておりますが、まだまだ申し込みを受け付けています。

オンラインで見逃し配信もあります。作家の本音が聞けるこの講座、ぜひ、ご参加ください。

あなたの質問に、人気作家が答えてくれます。どんな質問でもOK (執筆、読書、子どもに関すること)

質問は、メールで児文協事務局に申し込みください。一日講座質問と書いて、本名でお願いします。

まだまだ空きがありますよ。

ふるってご質問をお待ちしています。

 

2021/10/14

最優秀作品、おめでとうございます。

第49期 日本児童文学学校の最優秀作品をとられた作者に、喜びの言葉を書いていただきました。おめでとうございます。

なんと、若手をおさえて、シニアの方が受賞しました。

作品は、機関誌「日本児童文学」2022年3月ー4月号に掲載されます。

私の意気込み     寺田喜平

私の提出作品を最優秀に選出してくださり、ありがとうございました。若い頃には運がないと思っていましたが、私は最近、運がついてきたと思っています。前途細々、69歳の私ですが、童話への意気込みを書かせてもらいます。

65歳の定年退職時、ボケ防止と孫のために童話を書こうと思い立ちました。幸い、今も常勤で働いていますが。地元でカルチャークラブの童話講座に入会しました。講師は辛口ですが本当にいい先生で、丁寧に教えてもらっています。目標は「石の上にも五年、七十歳で本を出す」、本当に甘く見ておりました。原稿用紙の使い方も知らず、一人称や三人称を混在して書くほどなのに。思い返せば、子どもの頃は作文と読書感想文が大嫌いだったのに、不思議に思います。

そのうち、インターネットで日本児童文学学校のことを知りましたが、すでに募集を締め切っていました。鹿児島近代文学館の児童文学創作講座(半日で3回)を見つけました。でも、岡山から鹿児島まで新幹線で行くお金と時間を考えると決断が必要でした。しかし、思い切って受講を決め、日帰りで通いました。講師は作家で岡山の大学で教鞭をとっているエネルギッシュな先生で、基本を教えてもらいました。翌年、もちろん決断も必要でしたが日本児童文学学校へ申し込みました。しかし、提出作品を送ったあと、コロナ禍のため中止となってしまいました。幸い、赤羽先生の丁寧な講評から勇気をもらえたことを思い出します。そして、今年は児童文学学校へ一番に申し込みました。近い方には申し訳ありませんが、東京まで行かずにリモート参加できたのは不幸中の幸いでした。いろんな先生の様々な話や経験を聞けて参考となりましたし、これからの目標や覚悟、勉強すべきことがいろいろ見えた半年間でした。これからも、「読んで読んで、書きまくっていこう」と思っています。

最後に、好きな本のご紹介をさせてもらいます。中山聖子先生の「その景色をさがして」や「雷のあとに」が、とくに気に入っています。髪が薄くなり、夜中に目が覚め、体温計の電子音が聞こえなくなってきた私です。でも、意気込みだけは負けません。頑張ります。ありがとうございました。

2021/10/05

優秀作品 おめでとうございます

 

第49期 日本児童文学学校の優秀作品をとられた作者に、喜びの言葉を書いていただきました。おめでとうございます。

これからの活躍を期待しています。

最短で最強の半年間  小山麻子

このたびは「ズーヨガ」を第49期優秀作品に選んでいただきありがとうございました。

ここで正直に白状します。

大変お恥ずかしいのですが、私が児童文学者協会の存在を知ったのは開講直前の3月でした。児童文学を書きたく、学べる場を探していて、ネットでたどり着きました。申し込みをしたのも締切間近だったと思います。なんとか開講には間に合ったものの、事前の作品提出は出来ませんでした。

 

4月の第一回講義で、田部智子先生の「創作のアプローチ」を受講し衝撃を受けました。第一線のプロの作家でありながら、余すことなく実践的なノウハウを教えてくださることに。柴犬を飼っている私は「いつか私も田部先生のように動物が生き生きとしたお話を書きたい!」とささやかな目標設定をしたのもこの時です。

 

 提出作品のレベルの高さも驚きました。同期の中には、何年も執筆活動をしていたり、賞への応募にも積極的に挑戦をしたり、すでに童話を世に送り出している仲間もいました。大変刺激になる一方、何もしていない私には恐れ多く、参加していて大丈夫なのかと焦りました。

 

 ただどの回も講師の先生方の講義が大変素晴らしく、何も知らない私には毎回染み入りました。

講義後の座談会でも、気軽に質問や意見交換をする場があり刺激になりました。無知な私には質問すら出来ず、仲間の質問と先生の回答を聞くだけでしたが、魅力的な先生方と直接やりとりできる和やかな雰囲気が大好きでした。

児童文学を書かれる人の共通点でしょうか、どの先生方も皆揃って生徒想いで、穏やかで、ホスピタリティ溢れる優しさが画面越しに伝わってきました。

 

 全てZOOMでの参加でしたが、出不精の私には良かったのかもしれません。コロナ禍で試行錯誤の開催だったと思いますが、毎回全力で生徒ファーストな講義を作ってくださった先生方と事務局の皆様に感謝の気持でいっぱいです。

毎回、本当に充実していて楽しかったです!

 

 童話を書いたことのない方、講座を受講しようか悩んでいる方、大丈夫です。児童文学学校で学ぶことは、最短で最強の近道です。じっくり半年間、一から学べる学校は他にはありません。

一歩踏み出せば、半年後に見える景色は確実に変わります。私がそうでしたので自信を持ってそう言えます。

私もまだ始まったばかりですが、これからも先生方から学んだことを忘れずに毎日「息をするように書く」までコツコツ机に向かいたいと思います。

本当にありがとうございました。

2021/10/04

優秀作品、おめでとうございます

第49期 日本児童文学学校の優秀作品をとられた作者に、喜びの言葉を書いていただきました。おめでとうございます。

これからの活躍を期待しています。

 物語とともに生きていく   なてるみ

 

 第49期 日本児童文学学校の優秀賞に選んでいただき、とても光栄に思っております。今回、講座ブログへ寄稿する機会を頂戴しましたので、受賞作の「青空にピースサイン!」が、どのように出来上がったのかを簡単にお伝えしようと思います。

 そもそもの始まりは3年前です。近所のろう支援学校で、自治会主催の交通安全教室があり、お手伝いとして参加しました。そこでの出会いと経験が、大きなヒントになりました。

 当時は別のテーマで長編を書いていたこともあり、実際に資料を調べ始めたのは1年前だったと思います。そしてTwitterで、ライター/エッセイストの五十嵐大さんの記事を読み、「CODA」という言葉を知ったのです。五十嵐さんは、聴覚障害があるご両親との幼少期からの体験を、記事や、御著書「しくじり家族」、「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」で語っておられます。

 それらを読み、深い感銘を受けるなかで誕生したのが、主人公の虹花(ななか)です。虹花が自由に動き、成長できる舞台を整えていく過程で生まれたのが、寧音(しずね)と、宙(そら)でした。

 中学1年生の三人は、それはもう自由に動き回りました。それぞれに家族があり、名前にもちゃんと意味があります。きちんと長編にしなければ3人に叱られてしまいそうなので、現在せっせと準備中です。

 おかしなことばかり言って、やや引かれたかもしれませんが……。わたしの頭の中は、いつもこんなかんじです。キャラクターが住み着いている? ようなかんじです。みんな自由すぎて、わたしがいくらプロットを作っても、想定外の場所へ行ったり、知らない誰かをつれてきたりと、なかなか大変だったりもしますが。

 そんなこんなを繰り返しながら、これからもずっと、書き続けていくのだと思います。創作は、妻でも母でもない、わたし自身の生きる道ですから。

2021/10/01

第49期 最優秀、優秀作品が決まりました

昨日、26日、第49期日本児童文学学校、最終日でした。

安東みきえさん、フレーベル館 本庄編集長の講義がありました。

安東さんは、「たかが創作、されど創作」というタイトルで、創作の奥深さ、魅力を語ってくれました。

フレーベル館の 本庄編集長は、「編集者から伝えたいこと」として、新人賞の受賞作家との作品をつくっていった経験を話してくださりました。

受賞はゴールでなく、スタートだそうです。

そのあとの修了式では、受講生の提出した作品の選考結果を発表しました。

第49期 日本児童文学学校 最優秀作品

『児玉くんは変や』 寺田喜平 

優秀作品

『青空にピースサイン!』 なて るみ

優秀作品

『ズーヨガ』 小山麻子

 

おめでとうございます。

最優秀作品は、機関誌 日本児童文学 3-4月号 (2022年) に掲載します。

ちなみに、寺田さんは、今期の日本児童文学学校、一番乗りで申し込んでくれました。(*^_^*)

 

第49期は、質問も活発で、提出作品も多くだしていただき、オンラインが多かったのですが、盛り上がったと思います。

コロナ禍にあって、通いで開催は二回だけ。あとは、オンラインとなりました。

オンライン越しに、雑談コーナーをもうけて、意見交換、交流をしていただきました。

 

来期は、どうなるのでしょうか? コロナがおさまっているなんて、あるのでしょうか? 

第50期は、2020年1月初旬にホームページ、機関誌などで発表、申し込み開始となります。

講師陣は、これから部会を開き決定するのですが、今年とは重ならないように変更していきたいと思います。(連続して受講していただくのも歓迎です)講評スタッフは、今年と同じ予定です。

 

また、10月から実作通信 ビギナーズコースが始まります。

とてもわかりやすいテキストがつきます。

そのせいか、申し込みを予想以上にいただいていております。

こちらも、どうか、よろしくお願いします。

2021/09/27

いよいよ開講! 実作通信 ビギナーズコース

10月から新設講座 実作通信ビギナーズが始まります。ふるってご参加ください。

今回は、通信講座のテキストを作成してくださった、牧野節子さんに登場していただきました。

長いこと、大学やカルチャー教室で児童文学をおしえてくられただけあり、ほんと、読みやすく、わかりやすいテキストになっています。

分量は厚いものではないのですが、児童文学に大切なエキスがぎゅっとしぼりこまれていて、あとあとまで参考になるものだと思っています。

「実作通信講座ビギナーズ」テキスト作成にあたって 牧野節子

 

この秋10月より、「実作通信講座ビギナーズ」が開講されます。

講座テキストの作成を担当いたしました牧野節子です。ずいぶん前に事業部よりご依頼をいただき、たいへん光栄なこととしてお引き受けさせていただきました。

  拙著『童話を書こう!』『同・実践編』『同・完全版』三部作をベースとし、大学やカルチャーセンターでの指導経験も生かした上で、重要なポイントを押さえた、わかりやすいテキストを作成いたしました。受講される方々の、創作の道しるべとなりますように、という願いもこめて。

こちらのビギナーズコースは、物語を書いてみたい気持ちはあるのだけれど、「どう書いていいのかわからない」「始めるきっかけがなかなかつかめない」という方に、ぴったりの講座です。

また、既に創作はしているのだけれど、「自己流で書いている」「基礎を学び直したい」「公募に挑戦しているがさっぱり結果に結びつかない」そんな方にもお薦めの講座です。

段階を踏みながらひとつひとつの課題に取り組み、「基本」をしっかり身につけることで、おひとりおひとりの「創作技術」は、必ずやアップするに違いありません。

昨年以来、なかなか外出もままならない世界情勢が続いておりますが、創作は、おうち時間の楽しみのひとつにもなることでしょう。テキストを片手に、想像の翼をはためかせ、あなたのゆたかな創造の世界を、どうか存分に広げていってください。

2021/09/11

第49期もあと一回です

最後の講座にむけて

第49期、日本児童文学学校も、9月26日(日)一回で終わりとなります。

コロナ禍で、オンラインか、会場開催ができるか、ハイブリッドで音の調子はどうかと、試行錯誤の半年でした。

最後の講義は、とても楽しみです。

野間児童文芸賞受賞作家 安東みきえさんに、フレーベル館の本庄編集長のお話を聞けるからです。

安東みきえさんは、ファンタジーとリアルが融合したような世界観が魅力で、お話しもとてもおもしろいです。質問もできるこの機会、なかなかない貴重な時間だと思います。聞かれる方は、ぜひ、一作でも安東さんの作品を読んでこられるといいと思います。

本庄編集長とは、昨日、ZOOMで打ち合わせをおこないました。事業部員も、可能な方は出席していただいて、意見交換をしました。

なかなか有意義な会でして、とくに公募新人賞の突破を考えていらっしゃる方々は、刺激をうけると思いました。

また、公募突破が最終目的でなく、作家としてそれからどう自分をみがいていくのか、続けていくのには何が必要なのかも、語ってくださると思います。

安東みきさん、本庄編集長、どちらの会も、余裕があればビジター聴講できます。児文協、事務局までお問い合わせください。

 

さて、第49期も最後となり、講義のあとは、最終提出作品の選考の結果発表があります。

今年は、書き直されて提出された方、新作をだされた方もいて、たくさんの作品が集まりました。

レベルは高く、いろんなジャンルの作品が集まっているので、これが迷うんですよね。

今、スタッフ一同、心をこめて選考させてもらってます。

 

今年は受講生とあまり交流できないできましたが、それでも、毎回、画面をとおしてお顔を拝見していた方々とお別れになると思うと、やはりさびしいですね。どの方も、公募にとおった、あと一歩だったと、なにかあったら、事務局のほうに報告してほしいです。

 

 

2021/09/08

第49期 日本児童文学学校・感想

書き続ける自信をくれた場所  なて るみ

  わたしは公募にチャレンジを続けて4年目ですが、一次選考止まりが続き、これから何をどう書けばいいのか、途方に暮れていました。そんなタイミングで文学学校を受講できたことは、とても価値があったと思っています。

 児文協では、大ベテランの人気作家さんにも「先生」呼びはしません。協会員の全員が作家であり、執筆仲間だという精神があります。ですから講師の皆さまは、講義も作品講評も、受講生と同じ目線で、熱心に真剣に教えてくださいます。初めて児童文学の世界に足を踏み入れた方でも、気後れせずに楽しく学べる環境とプログラムが用意されているのです。

 今後、文学学校を受講される方には、課題原稿の提出をおすすめしたいです。(まとまっていない……)(こんなレベルでは恥ずかしい……)、そのような心配は必要ありません。100%の自信をもって提出している人のほうが稀です。どのような形であっても、講師の方が実践的なアドバイスと、やる気につながるあたたかい言葉をくださいます。

 わたしは、筑井千枝子さんに講評していただきましたが、心のこもった言葉をいくつも頂戴し、うれしくて涙がでてしまいました。これから先もずっと、わたしは書き続けていけると確信しました。

 最後になりましたが、緊急事態宣言が繰り返される難しい状況のなかで運営をしてくださった講師、スタッフの皆さまと、共に学ぶことができた受講生の皆さまに、心からの感謝を申し上げたいです。どうもありがとうございました。

 

2021/08/28