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《講演の集い》「橋を架ける人びとの話を聞く」のお知らせ 

 2015 年の早春を迎えましたが、戦後70年、また日韓国交正常化50年という節目の年にもかかわらず、まだ私たちの周囲の社会も、世界全体も平和と人権から程遠いように感じられます。国や民族の対立を煽るような排外的な言論も日常的になされていて、心を痛めずにはおれません。そんな中で、子どもたちによりよい世界を手渡すために、文学の領域で国と国、民族と民族の架け橋となって活躍してこられた方々が、日本児童文学者協会の会員の中にもおられます。その中のお二人が、今回、国際部に部員として入ってくださいました。
 オランダ児童文学の翻訳を中心に、欧米の作品翻訳で長く活躍されてきた野坂悦子さんと、中国で若い人びとに日本文学を教えてこられた作家の太田征宏さんです。貴重な橋を架けるお仕事をされてきたお二人のお話を中心に、平和と人権の大切さを子どもたちにどう伝えていくかを語りあう集いを企画いたしました。ぜひご参加くださいますように。

★日時
   2015年3月1日(日) 午後2時~5時

★場所
   日本児童教育専門学校 (JR 高田馬場駅より徒歩3分 http://www.jje.ac.jp/)

★お話
野坂 悦子(のざか えつこ)さん
 オランダ語、英語、仏語の子どもの本の翻訳家。『フランダースの犬』、『第八森の子どもたち』、『小さな可能性』など百冊以上の翻訳をされ、紙芝居文化をひろめる活動もされています。ヨーロッパで幅広い人権問題に関わってこられました。

太田 征宏(おおた ゆきひろ)さん
 東京都で三十年間教職を勤められた後、中国の長春師範大学で日本文学を教えられました。学生たちに短歌を作らせたり、そのユニークな授業の様子もお聞きできると思います。作家としての近作は『少年の日 やけあとの銀座から』(銀の鈴社)。

☆資料代 300円

☆お問い合わせは
 042-3336-4201(きどのりこ)または、03-3268-0691(日本児童文学者協会事務局)

◆主催 日本児童文学者協会 国際部
・協会員以外の方でも、どうぞご参加ください。申し込みは不要です。

2015/02/12
一般社団法人 日本児童文学者協会

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