新刊ブログ

「しゅるしゅるぱん」 おおぎやなぎちか/作・古山拓/画 (福音館書店)

しゅるしゅるぱん

 

岩手に生まれた新しいファンタジー

 

住み慣れた東京を離れ、家族で父親の田舎、岩手の朱瑠町に引っ越すことに なった解人。その町を見下ろす朱明山には、すこしイタズラ好きといわれる山神様が古くから祀られていた。不本意ながらも、ひいおばあちゃん、おばあちゃんとともに、慣れない新生活をはじめた解人だったが、身のまわりで、立てつづけに奇妙なことが起こる。ところがおばあちゃんも両親も、「山神様のしわざだ」と、まともに取り合わない。山神様の好きなおまじないをとなえればいい、という説明にいぶかり、苛立つ解人の前に、とつぜん謎めいた男の子が現れた。じぶんのことを「しゅるしゅるぱん」と名乗る彼は、いったいだれなのか。なぜ解人にだけ姿をみせるのか。4世代にわたる家族の過去と現在を行き交いながら、その謎がだんだんと解き明かされていく。(第15回児童文学 ファンタジー大賞佳作受賞作)   

 

 

2015/11/24