講座ブログ

おめでとうございます!

大賞 おめでとうございます!

創作教室、卒業生の志津栄子さんが、快挙です。『雪の日にライオンを見に行く』で第24回ちゅうでん児童文学賞の大賞を受賞されました。

この作品は、書き直しをへて、講談社より、出版されます。ほんとうにおめでとうございます。

 

志津栄子さんは、岐阜在住。

第69期 創作教室(2019年)を受講されました。まだ、コロナの前でしたので、東京の事務局までこられて、熱心に仲間の話を聞いてられました。

やさしくて、みなさんをなごませる存在だったように思います。

その後も機関誌「日本児童文学」の投稿作品に応募されたり、一日だけのオンラインがっぴょう会に参加されたりと研鑽を重ねられました。

ちゅうでん児童文学賞のホームページ

昨年 志津栄子さんがちゅうでん児童文学賞 優秀賞だったときの 講座ブログ

志津栄子さんには、デビューさいた折り、また、喜びの言葉を書いていただこうと思っています。

 

志津栄子さんもかよわれた創作教室は人気の講座です。創作教室は現在、満員ですが、オンライン創作教室は1名まだ空きがあります。←3月28日時点でうまりました。

これはチャンス! やりたいと思った方、どうぞ。

また、4月開校の日本児童文学学校も、また、受講できます。(提出作品の〆切りは4月1日)作品を提出しなくても、だいじょうぶですよ。

こちらもよろしく。

 

2022/03/27

日本児童文学学校、募集中と 最優秀作品の掲載

最優秀作品 掲載されました!

 

 ただいま、第50期 日本児童文学学校は、受講生、募集中です。双方向のオンライン講座となっています。

 文章を書いてみたいかた、創作作品を書いてみたいかた、まず、児童文学から始めてみませんか?

 子どもの頃、だれでも一度は読んだことがある児童文学だと、初心者でも入りやすいと思います。

 

 

 この講座は、第一線で活躍されている、講師による講座を、受講生の作品の講評からなりたっています。

人気作家の講師で刺激をうけ、講評で「そうか~~」と納得することができます。

受講生は、10枚までの作品を講評用にひとり一作、提出することができます。

それをもとに、講評の時間、講師や仲間から感想やアドバイスを聞けるのです。最初、講評をうけるときは、ものすごくドキドキするといいますが、いいところ、のびるところをちゃんと指摘するので、終わった後は、出してよかったとみなさん、おっしゃられます。

ただ、作品を提出しないでも、参加できます。

 そして、9月に二度目の〆切りがあります。ご自身で書き直されたものや、新しい作品を提出できます。

そこで提出された作品を審査し、最優秀作品、優秀作品が選ばれるのです。

去年、第49回の最優秀作品は、寺田喜平さんの『児玉くんは変や』でした。最高齢の寺田さんが、若い書き手をおさえて、選ばれました。

もともと、題材の選び方がうまく、それとテーマがよくマッチした佳作です。

 最初、提出されたのを講評をきいて、再度、書き直された作品で、書き直しでさらにレベルアップしたところが評価されました。

 

 この作品、機関誌日本児童文学3月ー4月号に掲載されています。たくさんの方に読んでいただきたいです。

 読みたいと思った方は、機関誌を日本児童文学社協会 事務局まで申し込んでください。

 日本児童文学学校の申し込みは、三月末日頃までとなっていますので、お早めに。

 

2022/03/12

募集 オンライン創作教室 一名

4月からはじまる第三回オンライン創作教室に、欠員がでました。

1月に募集を開始して、即日、定員になった人気講座です。

欠員、一名、緊急募集します。オンラインで双方向のやりとりができる講座です。

講師は升井純子さん。現役のプロ作家が、懇切ていねいにアドバイスしてくれますし、創作仲間とも知り合えます。

受講希望者は、まず、日本児童文学者協会、事務局までお問い合わせを。

 

また、4月からの日本児童文学学校は、まだ、定員に余裕があり、募集中です。こちらもよろしく。

2022/03/09

公募入選 おめでとうございます ⑤

人生の転機 岡崎タケル

 

 人生の転機はいつだったか、と問われれば。

 間違いなく私は、創作教室の募集を見かけたときだと答えるでしょう。

 転職しておよそ一年、ようやく新しい仕事にも慣れてきた中で始めた趣味が、児童文学を書くことでした。

 元々読むのが好きだった児童文学を、自分でも書いてみたい。そう思い独学で始めてみたはいいものの、なんとか書き上げた長編は一次も通過せず落選しました。

 さてどうしようか。さしたる強いバックボーンを持たず何となくで創作活動を始めてしまった私は、このとき執筆を続けるかどうか迷っていました。一作書き上げたんだし、結果も出なかったんだからもういいじゃないか、と。今考えると、とんだ打たれ弱さです。

 そんなとき、たまたまTwitterで見かけたのが創作教室の募集でした。

 これも何かの縁だ、せっかく始めた趣味なのだからもう少しだけ頑張ってみよう。

 勢いそのままに、見かけた当日に空きがあるかを電話で確認し、申請しました。

 このときは、物は試しにと一期だけ受講する予定でした。

 誤解を恐れずに言えば、記念受験をするような気持ちだったのです。

 しかし。

 気づけば私は、一期どころか、四期という長期に渡って受講していました。

 その理由を一つだけに絞るのは難しいですが、一番大きかったのは「仲間がいたから」です。

 私のまわりには、児童文学好き、ましてや自分で児童文学を執筆したいという知り合いはいませんでした。

 けれど創作教室の受講生は違います。年齢も性別も、職業も思想もバラバラ。けれど、児童文学を書きたい、世に出したいという気持ちをみな等しく持っていました。

 私が目指そうと考えた道には、多くの仲間がいることを実感しました。

 そしてそんな方々と語らううちに、続けたい、もっともっと書きたい、という気持ちがどんどん強くなっていったのです。

 創作教室に通ってからは、日常生活の過ごし方も大きく変わりました。食事に読書、映画やテレビを観た後、はては仕事中まで。何か思いついたらすぐにメモ、メモ、メモ……。まさに創作活動が生活の一部となりました。

 現在、創作教室は受講しておりませんが、教室で出会ったメンバーの何人かとは、いまでも集まって作品を合評し合っています。

 すべては創作教室に通ったことがキッカケでした。

 この度『5分ごとにひらく恐怖のとびら 百物語』第二期に入選することができたこと、大変嬉しく思います。創作教室の募集を見かける前に、筆を折らなくて本当によかった。

 これからもずっと、私は物語を書き続けていきます。

 もう私の創作活動は、何となくで始めた趣味ではなく、本気で取り組むライフワークとなりました。

2022/03/07

公募入選 おめでとうございます ④

子どもの頃の私が誘った      瀬川青加

 

怖いものは苦手です。テレビで怖いものの特集をしていると、慌ててチャンネルを変えます。でもこれは大人になってからのこと。子どもの頃の私はホラーマンガを書店で立ち読みしすぎて、書店のおばさんから「あなたはもうおしまい」と言われたこともあるくらい、怖いものが大好きでした。子どもたちに向けてお話を書くとき、私の心も子ども時代に帰っていきます。今回の「5分ごとにひらく恐怖のとびら 百物語」第二期の募集を知ったときも、子どもの頃の私が「書いてみなよ」と誘ったのでした。また、第69期の創作教室の仲間からも「応募してみたら?」とお声をかけていただいたことも背中を押してくれました。

 

その創作教室に参加させていただいていたときに書いた、原稿用紙十枚ほどのお話がありました。これが募集されているテーマのひとつに応募できるのではないかと考え、枚数を増やすことにしました。そのときに気をつけたのは、講師の先生と仲間の皆様からいただいた評価を思い出すことでした。そして、子どもたちが読んでくれたときに、余韻が残るようにと努めて書いてみました。

 

結果。採用通知の封書が届いて、ものすごく嬉しかったです。今でもその通知は、父の遺影の前に飾ってあります。創作仲間の皆様からも、お祝いのお言葉をいただき、とても嬉しかったです。仲間の皆様も採用されていて、励みにもなりました。過去に出版に携わったことや、雑誌に掲載されたことはありましたが、自分の創作作品が本になるのは初めてのこと。正直に書きますと、このまま芽が出ないのかと悩んでいたこともありましたが、ここから第一歩が始まるのだと、身が引き締まりました。選んでいただき、大変光栄です。本当にありがとうございました。これからも書き続けていこうと思います。

2022/02/10

公募入選 おめでとうございます③

はじまりの扉  小林史人

都内神楽坂某所、雑居ビルの五階にその事務所はありました。エレベーターを降りると小さなホールに出るのですが、そこは昼間でも薄暗く、なかなかにあやしい雰囲気です。湿気を含んだ薄暗がりに目を凝らすと、奥に「児童文学者協会」のプレートが貼られた鉄扉が浮かび上がってきます。質実剛健。なんの衒いもない造り。昭和の時代にタイムスリップしてしまったかのような佇まいです。

 僕がその扉——日本児童文学者協会の扉を叩いたのは2018年の秋、もう三年以上前のことです。第68期創作教室、その初日の講義に出席するためでした。

 当時の僕は四十八才。この歳になってこんなに夢中になれることが見つかるなんて思いもしませんでした。昼間、仕事の合間にメモしたアイデアを寝る前に文章に起こし、早起きしては推敲しました。文字通り寝る間を惜しんでの奮闘です。とはいえ出来上がった作品は未熟もいいところ。それ以前に物語を最後まで書き切ることがこんなに大変だとは知りませんでした。

 それでも書いては消し書いては消しを繰り返して、なんとか完成した作品を抱えて神楽坂へ向う時の充実感そして不安な気持ちは忘れません。

 教室での講義は合評形式で行われます。集まっているのはそれぞれ志を持って受講生ばかりですから、講師の先生も真剣勝負です。社交辞令だけでは済みません。鋭い指摘や時には厳しい言葉が飛び交います。ヘコむことがなかったと言えばウソになりますが、僕の場合とにかく自分の作品を読んでもらえることが嬉しくて仕方なかったです。何を言われても書いて書いて書きまくりました。

 創作教室では性別や年齢、仕事や家庭の状況、全て関係ありません。文章の巧拙だって関係ないのです。必要なのはただ一つ、創作への熱意だけ。それさえあれば素晴らしい経験ができること請け合いです。僕自身、創作の苦しみと喜びを知りました。己の未熟さと可能性を知りました。素晴らしい先生方や作品の数々、仲間たちと巡り合いました。そして、そこで得た学びや絆は今もさまざまな形で僕を支えてくれています。

 早いもので、創作教室を卒業してからもう二年が経とうとしています。そのあともずっと書き続け、最近ようやく手ごたえのある作品を書けるようになってきました。

 そしてこの度「5分ごとにひらく恐怖のとびら 百物語」第二期に入選することができました。とても嬉しいです。

応募する際に気をつけたことは山ほどありますが、ここではとっておきの秘策を一つ、そっとお教えします。どんな公募にも通ずるもので、これさえ守っていれば必ず目標が叶うという優れものです。

 それは……

「書き続ける」です。

 なーんだとお思いでしょうか? ですが、これは僕が創作教室で繰り返し学んだことです。そしてこれ以上強力なメソッドを僕は知りません。

 このメソッドを信じて僕はこれからも書き続けていくでしょう。

 全てはあの扉を叩いたことから始まったのです。

第68、69、70期創作教室受講生 

2022/02/07

公募入選、おめでとうございます ②

駅伝の如く   空 千佳子

 

出発点は、二十年ほど前の満月の夜。子どもたちを守りたい、という強い思いに駆られた。その数年後に、日本児童文学者協会に入れていただき、一日講座や実作通信講座を受講した。

多くの尊い同志と学び合い、無数に応募し無限に落選。締切りに追われ、目が回る日々。

「頑張ろう!」「もっと頑張ります!」「頑張りましょう、次回こそ!」

言い飽きるほど言ったし、聞き飽きるほど聞いた。

なぜ、頑張ってるんだっけ? ねえねえ、頑張るって何⁈

でも、『5分ごとにひらく恐怖のとびら 百物語』第二期に応募して、ようやく気が付いた。今まで、頑張っているフリをしていただけだった、と。

本当は、締切り二週間前に、一作品だけで応募しようとしていた。

ところが、あることが引き金になり、ひとり駅伝モードに突入。

「お前はもっと頑張れる」「俺はまだ生きてる」「お前、走れ!」「俺、走る~っ!」

もう踏ん張れないという時点から、更に踏ん張ってみた。初めての体験だった。

ギリギリで、三作品に増やして応募し、秋に結果が出た。

二週間で書き上げた内の一作品だけが入選し、残りの二作品は落選。

嬉しさ半分、焦り半分。なんで、ひとつだけ? 他のふたつは、なんで、だめ? 

いやいや、おごるなかれ。『三分の二は圧倒的に実力不足』というメタファーなのだ。

今、静かに、出発点の自分と向き合う。微力でも書き続けたい。子どもたちを守りたい。

すぅう、はぁあ……呼吸を整え、次の駅伝へ。

2022/02/04

公募入選、おめでとうございます

日本児童文学学校に感謝 小川メイ

わたしは2013年に41期の日本児童文学学校を受講しました。大学で児童文学を勉強しましたが、卒業して何年も経っていましたし、そもそも忘れっぽいこともあって、学びなおしたいと思ったことがきっかけです。普段はそんなに方向音痴ではないのですが、高田馬場という場所は自分の中の方位計がくるうらしく、会場に向かう度に、道に迷っていました。「ビルが多すぎて今どこにいるのかわかりゃしない。これだから都会は」などとぶつぶついいながら、地図を片手に坂をのぼったりくだったりしたことを思い出します。懐かしいです。その時に一緒に受講した仲間と、月一回の合評会を続けています。

この度、日本児童文学者協会と文渓堂の共同企画『5分ごとにひらく恐怖のとびら 百物語(第2期・仮題)』に応募し、ショートショートの部で2作品を選んでいただきました。ありがとうございます。

この公募への挑戦を決めたのは2021年の1月のこと。何作でも応募可ということでしたので、できるだけたくさん書こうと思いました。応募する前にだれかに読んでもらいたい。でも合評会は1人1作品までです。3月が締め切りなので、2月と3月を合わせても2作品しか出せない。むむむ……。そこで、わたしはずるをして、3作品を掌編集にして1作品として提出し、2月と3月の合評会で計6作品を読んでもらいました。みなさん優しいので、なにもいいませんでした。そして、そのうちのテーマに合ったものだけ応募しました。入選一覧に著名作家の皆様のお名前を拝見し、首をひっこめたカメのように縮こまっております。

新型コロナウイルスの流行前は、ずっと対面で合評を行ってきました。2020年3月から6月はやむを得ず中止にしましたが、7月からZoomを使ってオンラインでの合評を開始しました。最年長の方は89歳ですが、毎月Zoomで参加されています。物語を紡ぐ目的はそれぞれで、プロ志向の方ばかりではありません。でも、歩んできた人生が一人一人違うように、その人にしか書けない物語があり、そういう作品を読むことが毎回楽しみでもあります。

素敵な仲間と引き合わせてくださった日本児童文学学校に感謝しています。

 

公募

2022/02/02

第49期 日本児童文学学校・感想

チャンスを掴みたい     やまにしかおり

 私が児童文学学校に参加しようと思ったのは、本格的に小説家を目指そうと決意した直後のことでした。そのころ、自分がどんなジャンルを書きたいのか具体的に決まっておらず、とにかく片っ端から勉強しようと考えていたときに、偶然SNSで流れてきた児童文学学校のお知らせを見て、児童文学を学んでみたいと思いました。
 接客関係の仕事だったため日曜日は休みにくかったのですが、申し込みの段階ではやめるつもりだったため、「この機会を逃したらチャンスがないかもしれない」と勢いのまま申し込みしました。しかし結局仕事は辞められず、講座をリアルタイムで参加することがほとんどできませんでした。これに関しては、講師の方々や運営に携わって下さっている方々に非常に申し訳なかったと思っておりますし、ご負担もかけてしまったのではたいかと思います。
 欠席してしまった際は見逃し配信があったため、これまでの全ての回をあますことなく見ることができました。聞き逃してしまったところは何度も巻き戻して確認することができたのでありがたかったです。
 講義では「小説を書き続けていくために」というテーマで吉野万理子さんから貴重なお話を伺いました。特に印象に残っているのが、「本を最低年間100冊読もう」という言葉です。お恥ずかしい話ですが、5年ほど全く読書していなかったので、これを機に年間100冊の目標を掲げました。
 講評では、筑井千枝子さんや受講生の方から主人公が壁を乗り越えるシーンやほかのキャラクターとのやりとりをもっと描写すべきとのご指摘をいただきました。自分では意識していなかったところなので、大変勉強になりました。
 講師の方々が真摯に向き合ってくださり、受講生の方も熱意ある方たちばかりだったので、非常に刺激を受けました。もっと直接お話ししたかったです。
 
四月からの第50期の日本児童文学学校の募集はすでにはじまっています。オンラインで受講する形で、前回同様、見逃した方のためのオンデマンド配信もする予定です。みなさまのご受講をお待ちしています。

 

2022/01/15

創作教室、オンライン創作教室

2022年4月から開始の創作教室、オンライン創作教室は昨日、申し込みを開始し、即日、定員に達しました。

これからは、キャンセル待ちとなってしまいます。

この早さには、事業部一同も驚きました。

次の10月開始の申し込みは8月となります。

でも、それまで待てないという方は、日本児童文学学校をおすすめします。日本児童文学学校から創作教室に向かう流れの方は、とても多くいらっしゃいますから。

こちらは、まだ、定員に余裕があります。4月開始で、10枚までの自分の作品を読んでもらえます。早く申し込んで、作品を用意されるのも、ひとつの手ですよ。また、初めての方は、作品がなくても参加できます。

絵本からYAまで、エンタメから文学まで、幅広い刺激がうけれるので、連続で受講される方も、年々増えている講座です。

 

また、もう、見てもらいたい作品がある方は、実作通信講座もおすすめです。

こちらも、ほかとは違うところは、現役で活躍されている作家が指導してくださるところです。

講師の作家は指名することもできます。(指名が重なることもあり、必ずしも指名した講師にならないこともあるので、複数の方を指名されることをおすすめします)

自分のペースで作品を完成されるので、今年こそ公募を突破しようとがんばられている方などへとくにおすすめします。

2022/01/08